
光さす葉裏の道
(著) 北山千恵子
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―時代を越えて響く、成長と人情の物語―
時は江戸時代中期。とある地方藩で勘定方の頭取を務める厳格な父のもとに育った志乃は、自分の感情を押し通すことのできない、大人しく従順な少女に育っていた。しかし17歳の春、町の剣術道場に通う人々との出会いをきっかけに、彼女の人生は静かに、そして確かに動き始めるのだったーー。
現在も歴史的建造物が数多く残る兵庫県丹波篠山市。かつてこの地にあった篠山藩を彷彿とさせる土地の佇まいから物語は想起された。家老や奉行による不正の顛末と、それに翻弄されながらも立ち上がる若者たちの雄姿、そして主人公・志乃の成長と彼女を支える人々の温かな人間模様を描いた感動のフィクション歴史長編!
[目次]
まえがき
登場人物
第一章 剣道場で出合った人達
第二章 兄の死
第三章 喪が明ける
第四章 遠山藩事情
第五章 堂島米会所での取引
最終章 罪の裁可が下る日
あとがき
[担当からのコメント]
現代に比べ、家柄や身分が大きな意味を持っていた江戸時代。藩の上士の家に生まれた主人公の志乃は、身分の異なる仲間たちと交流を深める中で、自分の生き方や人生について問い直します。そんな彼女の苦悶と成長、そして江戸時代の藩政治の厳しさや理不尽さをリアルに描いた本作、ぜひご一読ください!
[著者略歴]
北山千恵子(きたやまちえこ)
兵庫県在住
二人の子育ての後、元の職業であった企業内ファッションデザイナー・パタンナーとして二十年間働く。
退職後、地域の子育て支援ボランティアに携わる。
趣味は絵画、旅行、読書、洋服製作など。
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