不撓不屈・別冊シリーズ:作家・藤井善三郎の世界:芸術小説と美の魅力を探る

(著) 22世紀アート編集部(編著)

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作品詳細

[商品について]
―芸術小説を描くことは、私の宿命だった―
価値ある美術品を目の当たりにした男女が、その感動や心の震えを抱きながら、お互いの愛や絆を深めていく様子を描く「芸術小説」。そんな独自の文学ジャンルを確立し、これまで16冊にも及ぶ物語を紡いできた作家・藤井善三郎の世界に迫るーー。
その人生を語る上で欠かすことのできない書道との出会い。芸術小説の主題とも言える美術鑑賞における「心で観る」ということ。そして、作家・藤井善三郎の形成に最も大きな影響を与えた、祖父・藤井善助が設立した中国美術の殿堂、有鄰館で育んだ感性……。
作家、そして一人の人間としての自身の歩みを振り返った随想に加え、個別の作品を取り上げながら、藤井氏の文学世界、芸術世界を探求する特集などを収録。

[目次]
巻頭言
特集1 芸術小説を生んだ我が人生
特集2 藤井善三郎の芸術世界
全作品リスト
編集後記

[担当からのコメント]
その作家がどんな人生を歩み、どんな思いで物語を綴ってきたのか。そういった背景を知ると、それらの物語がより一層深みを増し、味わい深くなるものです。本書で紹介する藤井善三郎氏も、これまでに多くの優れた小説を執筆してきた作家の一人です。藤井氏のファンの方はもちろん、まだ同氏の作品を読んだことがないという方も、ぜひ本書をチェックし、藤井氏の物語をより堪能する手がかりとしていただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
藤井 善三郎(ふじい・ぜんざぶろう)
近江商人の血をひき、若くして有鄰館の理事長兼館長に就任、公益財団法人認定の実務は、全てを自ら行い、後進に託して、会長兼名誉館長であるが、芸術小説というジャンルを拓く小説作家である。書道は、四才より始め、文人連盟参与で四十七年間に百三十点以上を出展、個展では、平成十八年、京都ホテルオークラ、平成二十四年、有鄰館で開催した。龍谷大学で十八年間教鞭を執る他、数大学で博物館実習学の指導をした。講演は、新潟市会津八一記念館二回、京博連四回、長楽館六回、立命館大学、建仁寺、大覚寺等、八百回を超える。共著を除き独自著書は、美術書五冊、記念誌二冊、芸術小説十六冊、経営学一冊、書作品集一冊の、合計二十五冊で国立国会図書館等に収蔵されている。設立百周年記念冊子『有鄰館百年の歩み』を祖先への感謝の気持で出版した。著書の十八冊が邦文、十一冊が英文でアマゾンの電子書籍があり、その内四冊がYouTubeでアニメ化されている。漫画付も一冊ある。専門は、中国美術、書道史、博物館学、経営学で、医学の知識もあり、自然科学にも精通している。スポーツ好きでジムでのトレーニングを続け、すべての小説に筋肉トレーニングの重要性を書いている。二〇二四年十月十日、評論家諸氏の方々の審査により、独特な視点と表現力が評価され「現代日本文芸作家大賞」を受賞した。つづいて「芸術小説創始者文化表彰」を授与された。二〇二五年五月には作詞を含み「令和三絶文人褒章」を授与された。

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