震災の記憶と技術者の目──災害列島を生き抜くための技術と構想 私の地質屋人生録2

(著) 吉川謙造

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作品詳細

[商品について]
―東日本大震災の現場で何が起きていたのか―
鉱山での仕事から地質調査や防災対策まで、地質屋としての提言や現場での体験を綴った「私の地質屋人生録」シリーズ。その第2弾にあたる本作では、未曾有の災害となった東日本大震災を中心に、エネルギー問題、エッセイ、旅行記、日本の未来を考える新プロジェクト考察など多彩なテーマを技術士の目線で語る。
震災レポートや復興提言、自然のエネルギーを活用する大胆な構想などを通して、災害を「終わった出来事」で終わらせないリアルな視点と前向きなまなざしにあふれた1冊。
※本書は2021年12月に刊行された電子書籍『ハンマーで、日本という国をたたいてみたら――私の地質屋人生録2』のPOD版です。

[目次]
まえがき
第1章 震災レポート (2011年3月11日に発生した東日本大震災の 現場報告:仙台市太白区から)
第2章 現代産業考
第3章 エッセイ
第4章 囲碁と私
第5章 旅行記
第6章 新黄金伝説 ―SF版 プロジェクトX― (災害大国ニッポンからの発進:改題)
参考文献
著者略歴

[担当からのコメント]
東日本大震災、未だあの衝撃の最中にいる方もいれば、少しずつ日常に回帰している方もいらっしゃると思います。あれから時が経ち、当時と比べれば冷静に振り返ることができるようになった今、改めて震災の体験を見直す時が来ているのかも知れません。突然やってくる災害に対して私たちはどうするのか、本書が考えるきっかけになれば嬉しく思います。

[著者略歴]
吉川 謙造(よしかわ・けんぞう)

生年月日 昭和17(1942)年12月25日
出身地:東京都
現住所:宮城県仙台市

昭和36年3月 東京都立立川高校 卒業
昭和40年3月 北海道大学工学部鉱山(資源)工学科 卒業
昭和40年4月~昭和46年3月
  ラサ工業(株)勤務 この間、東北、九州の金属鉱山で資源探査・開発の仕事に従事
昭和47年4月~平成19年6月(株)復建技術コンサルタント(仙台本社)勤務
  主として調査業務に従事 専門:地質・土質調査、環境、地下水、地すべり防災
(内平成7年6月~平成19年6月は 代表取締役)
平成18年4月~平成19年3月 東北工業大学特認教授
平成19年4月~平成21年3月 同工学部建設システム工学科教授
平成22年4月~平成23年3月 同工学部都市マネジメント学科
非常勤講師
平成23年6月~現在 (株)ダイワ技術サービス 技術顧問

主な資格
技術士(建設、応用理学、総合技術監理部門)
博 士(工学)

現在の公的役職 (公益社団法人)日本技術士会 東北本部長
(2013年当時) 仙台市 宅地審議会技術委員
        前(社)地盤工学会 東北支部長

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