
サブロスキーの眼──ロシアが讃えた幕府役人 「日露会談」と「ローレンス号事件」を支えた下級役人の実像
(著) 大井昇
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教科書には載らない幕末の裏側を知りたいあなたへ。
黒船来航、開国の胎動、異国船との緊張、そして幕府崩壊――。
そのすべてを、現場で見つめ続けた一人の武士がいた。
激動の幕末は、名もなき実務者たちの選択と覚悟によって支えられていた。
ロシア人から親しみと敬意を込めて「サブロスキー」と呼ばれた幕府役人・大井三郎助。
阿部正弘が老中首座に就任し、日本が開国へと動き出した弘化二年に幕府に出仕した彼は、長崎においてロシア使節プチャーチン提督と相対し、ペリー来航へと連なるローレンス号・ラゴタ号事件に立ち会う。
やがて幕府崩壊と長崎奉行所の終焉を見届け、最後は徳川慶喜の謹慎に同行した三郎助は、まさに幕末史の核心を、現場で生き抜いた人物であった。
そんな大井三郎助を曾祖父に持つ著者が描く、「サブロスキー」の知られざる生涯。
家に伝わる記憶だけに頼ることなく、一次史料や関連文献を丹念に調べ上げ、一人の武士が「国家の転換点」で何を見つめ、何を選び、どう生きたのかを、静かな筆致で立体的に描き出す。
・歴史が好き
・名もなき人々の生き方や功績に関心がある
・幕末史を見つめ直したい
そんな方へ贈る一書。
ページをめくるたびに、幕末という時代が「遠い過去」ではなく、私たち自身の生き方と地続きであることに気づかされるはず。
※この書籍は2023年に出版された『「幕臣サブロスキー―江戸と長崎で終焉を見た男・大井三郎助の生涯 増補改訂版」』のリニューアル版です。
[著者略歴]
大井 昇(おおいのぼる)Noboru Oi
一九三五年(昭和十年)鎌倉生まれ。九州工業大学工学部卒。九州大学・理学博士(一九六五)。東芝で原子力・核燃料技術者として三十五年勤務。この間カリフォルニア大学ローレンス放射線研究所(一九六二年から一年間)留学、カナダの原子力公社ホワイトシェル研究所外来研究員(一九六七年から二年間)。一九九一年よりウイーンの国際原子力機関(IAEA)の職員として八年勤務。その後日本原子力産業会議参与。東京工業大学、武蔵工大(現在東京都市大学)の非常勤講師などを勤めた。
東京都世田谷区在住。
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