奄美(アマミ)島口(ユムンタ)倭言(ヤマトコトバ)の生き字引:倭言は縄文時代に紡ぎ出された母性言語

(著) 配山實

Amazon

作品詳細

[商品について]
命令しない。決めつけない。争わない。
日本語の“やさしさ”は、どこから生まれたのか。

本書は、奄美の言葉・島口(しまぐち)に息づく言葉と祈りの記憶を起点に、古代倭国の精神世界、〈再生道〉という死生観、そして日本語の霊性と現代文明の未来までをたどる一冊。

奄美では、言葉は単なる意味を伝える道具ではなく、「響き」や「呼吸」として人と人、自然と人を結びつけてきた。また、死は穢れではなく再生の一局面であり、島唄や葬送の中には、命が循環するという静かな世界観が息づいている。
まるで「日本」の精神文化の源流が、奄美にあるかのように…。

また本作では、奄美の歴史・文化に留まらず、日本神話や民話を通して、倭国の宗教的本質を〈再生道〉として読み直す。

人と人が、人と自然が分断されていく今、私たちはもう一度「人間らしく」生きることができるのか――。
奄美に残る記憶と日本語の言霊的思想から、「調和」という未来像が提示される。

[著者プロフィール]
配山 實(はいやま・みのる)

1937年鹿児島県奄美(あまみ)大島に生まれる。
青春時代はヨーロッパ文化に心酔し、特にドイツ哲学に魅了され、独学でハイディカーの『存在と時間』まで読破した後は興味を失い東洋の「日本学」に目覚める。先進大国になった日本を知りたいがため古典、特に記・紀・万葉の重要さに気付き「記紀発掘」をライフワークにしている。

著書に
『縄文の巫女(みこ)の道』
『倭(わ)と日本』
『奥のおくの細道』
『古事記の凄さ』
『鬼道の教典、古事記を読む』
『芭蕉と子規』
『浦島子魏伝』只今取り組み中。

新刊情報