小説 夢は枯野をかけめぐる:松尾芭蕉と河合曾良

(著) 中津 攸子

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[商品について]
―「この深い淋しさから俳諧は生まれるのだ」―
江戸時代を代表する俳諧師・松尾芭蕉。日本各地を旅し、その体験を俳句と紀行文にまとめた名作『奥の細道』を記したことでも知られる芭蕉だが、一部では彼が隠密(主君などの命令に従い、密かに情報収集などの活動をする者)であったとの説がささやかれている。しかし、芭蕉ではなく、彼の門人である曾良こそが隠密であったという説に光明を見出した著者は、この視点に立ち、松尾芭蕉の生涯を描く。ーー『奥の細道』において、なぜ旅の供が路通から曽良に変わったのか。そして芭蕉の死を招いたものとはいったい何だったのか…。その謎多き知られざる生涯が、いま解き明かされる。

[目次]
一、深編笠の武士
二、杜国の警戒
三、芭蕉を語る大道芸人
四、芭蕉庵の日
五、鹿島の月
六、杜国を訪ねて
七、奥の細道
八、路通の出迎え
九、杜国の死
十、曾良の正体
十一、幻住庵のくらし
十二、凡兆の袖
十三、羽紅尼の恋
十四、落柿舎の夢
十五、路通の悪評
十六、東下り
十七、曾良の暗躍
十八、西国逍遙
十九、二つの無名庵
二十、芭蕉の最期
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
すでに『奥の細道』なら何度も読んだことがある、という熱心な読者の方もいるかもしれませんが、本書はそんな方にこそおすすめしたい一冊です。芭蕉とともに旅した曾良が隠密であったという信憑性のある説をもとに、改めて芭蕉の人生を辿ってみてください。

[著者略歴]
中津攸子(なかつ・ゆうこ)
東京都台東区浅草に生れる。
東京学芸大学卒。元・国府台女子学院教諭。
俳人協会会員。「沖」同人。
著書『万葉の悲歌』(新人物往来社)『かぐや姫と古代史の謎』(新人物往来社)『ジュニア版市川の歴史』(市川よみうり新聞社)『こんにちは中国』(崙書房)『万葉集で読む古代争乱』(新人物往来社)『葛飾を歩く』(NTT出版)『インドネシア旅行記』(市川市メダン市姉妹都市協会)『君が代百年』(真美社)『戦国武田の女たち』(新人物往来社)他。

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