聞き語り 満州引き揚げ ある家族の逃避行──姉と弟が語る戦争と戦後の記憶

(著) 齋藤宏子

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[商品について]
もし、戦争の本当の恐ろしさが「戦争が終わった後」にも続くとしたら――。
満州に渡った一家が経験した壮絶な逃避行とその後の人生を、姉と弟の証言から描く実話ドキュメント。

1940年、父の赴任により満州へ渡った青柳家。やがて戦争は激化し、父は召集。残された家族は、ソ連軍侵攻の混乱の中で引き揚げを余儀なくされる。
収容所での恐怖、女性を狙う暴力、命がけの逃避行――。坊主頭にして男装した姉を、弟たちは必死に守りながら日本を目指したのだった。

しかし、祖国に帰っても苦難は終わらなかった。
戦争の記憶に苦しむ母、貧困と偏見、そして「引揚者」という冷たい視線――。
これは、戦争に翻弄された家族の記録であり、沈黙してきた人々の証言である。

「私たちの体験は、まさしく地獄の体験で、七五年たった今でも生々しく思い出す、二度と味わいたくないものでもあります。」

満州引き揚げという、これまで語られることの少なかった歴史。
戦争の記憶を次の世代へ伝えるための一冊。

[編著者略歴]
齋藤宏子
1952年 3人きょうだいの末っ子に生まれる。
中学3年生まで秋田市で暮らす。父の転勤で山形市に移住。

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