本光坊了顕 : 辻川定男短編小説集 【電子書籍版】

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作品詳細

[商品について]
―人生はさまざま。もちろん、そこにある真実も―
室町時代に実在した(とされる)若き僧、本光坊了顕。内なる悩みの答えを見出すべく向かったのは蓮如上人のいる吉崎御坊だった。吉崎御坊が火事に見舞われたとき、躊躇なく火の中に飛び込んでいった了顕を突き動かしたものとは何か。了顕の蓮如上人への思いとは――。了顕の短くも力強い人生をダイナミックに描いた「本光坊了顕」をはじめ、高校生のオレが見た奇妙な夢「そして春海は小さくつぶやいた」、中年夫婦の心の機微を描く「風鈴が鳴った」、70年目にして出生の秘密を知った主人公が自らのルーツを探る旅に出る「七十年目の真実」など、ジャンルを問わず、自由な発想で様々な人生を描いた7編を収めた短編小説集。 辻川定男が縦横無尽に描き出す物語が、あなたを魅惑の世界へと誘う。

[目次]
はじめに
本光坊了顕
そして春海は小さくつぶやいた
ブ森の恋人
辻川漆器店
風鈴が鳴った
斬新な内容、意外な結末
七十年目の真実
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
物語に出会うということは、自分が行ったことのない、どこか空想めいた知らない街に出かけるような、少しわくわくする体験であると言えるかも知れません。本書の物語が、多くの方にとってそんな体験であれば嬉しく思います。

【著者略歴】
辻川 定男(つじかわ・さだお)

1952(昭和27)年2月7日生まれ。
福井県出身・在住。
高校卒業後、看板業・製造業に携わる。
長らく手話活動・ボランティア活動に取り組む。

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