
人間・実存・オスカーワイルド――その内的創造世界への小論と読感文講評
(著) 村上昌美
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――『獄中記』などの作品があるオスカー・ワイルドの出身は次のうちどこか。
1.フランス 2.アイルランド 3.ドイツ
正解は、本書 第1部「巴里に死すを読んで」をご覧ください。
「講評文はそれ自体独立した作品となっていなくてはならない」(「はじめに」より)。本書には、高校生の読書感想文コンクールで著者が行った講評・総評を23年分収められている。高校生の真剣な言葉を受け止める講評は、それ自体1つの作品であり、教育の実践であった。——数十年に渡って魅了され続けたオスカー・ワイルドの言葉に導かれるように編んだ、文学と人間の実存を巡る小論集。
[目次]
はじめに
第一部
第一章 10代の作品
第二章 感想文講評
第三章 司書教諭活動
第二部
ワイルド関連のもの
旅行記 その1
旅行記 その2
『ワイルド事典』の紹介記事他
第三部
はじめに
本論
まとめ
第四部 ──附録の部──
附録1⦅特選⦆
附録2
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
読書において作品が読者を自由で創造的な世界へと誘うものであるとすれば、そこから生まれる所感は、読書を契機とした読者の新たな世界の発露といえるものであるかも知れません。現代においても未だに重要であり続ける人間の実存の問題は、私たちにどの様な世界を見せるのか、ぜひ手に取ってご覧いただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
村上 昌美(むらかみ まさみ)
昭和13年 山口県生まれ
玉川大学文学部卒、明治大学大学院修士課程文学研究科文芸学専攻英文学専修、昭和40年同研究科修了(文学修士)。
院生中、阿部知二、林 達夫、西村孝次、八木 毅の各教授の講義及び講読の授業を受ける。
職歴等
都内公立中学校の教員を経て、神奈川県内の私立高校教員を定年5年前に依願退職。
在職中は学校図書館教育の分野で活躍(昭和38年司書教諭免許取得)。全国学校図書館協議会神奈川県支部の県幹事5期歴任。第18回関東地区学校図書館研究大会に於て神奈川県代表で研究発表。第33回神奈川県学校図書館夏期研究大会に於て県北相地区代表で研究発表。20数年間日本ワイルド協会会員。
著作等
本書の中に記載しているものが主要作品。
他に職場会の書記長としての機関紙『職員会情報』への投稿記事、神奈川県S・L・Aの広報誌『図書館情報』に寄稿したもの数点。
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