狂人物語

(著) 竹村芳樹

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作品詳細

[商品について]
―精神の深い影の淵に佇んだ、人生の記録―
どうして人には精神の病があるのか。
もし、精神と呼ばれるものが人を人たらしめているのなら、その人にとって最も根源的なところ、その根幹の部分にどうしてこの病気がなければならないのか――。
祖父の死によって発症し、母の死によって重症化した叔母の栄子の心の病、精神分裂症。
本書は、栄子の長期入院を支え寄り添い続けた著者によって綴られた、一人の女性の人生の記録であり、精神の病への深い問い掛けの物語である。
精神とは何か、生きるとは何か――、人の持つ根源的な問いを静かに凝視し続ける一書となっている。

「目次]
プロローグ









一〇
エピローグ
著者略歴

[出版社からのコメント]
本書は、「人」について、「精神」についての疑問を抱きながら語られる、一人の女性の人生の記録です。かつては精神分裂病と呼ばれ、現在でも原因やどの様に発症するかもよく分かっていない統合失調症について知るだけでなく、当たり前の様に繰り返される日常について、深く考えさせる作品になっています。ぜひ多くの方に手に取っていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
竹村 芳樹(たけむら・よしき)
一九五〇年 横浜市で生まれる
一九七二年 横浜国立大学教育学部美術科中退
以降、美術作家として活動
一九八九年 放送大学教養学部自然の理解専攻を第一期生で卒業
一九九一年 筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了
一九九四年 「痔物語」で作家デビュー
二〇二〇年 現在まで個展二八回、コンクール展入選二三回
(受賞一回)等により美術作品を発表

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