『甚五』少年の日より
(著) 本松秀茂
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―「晩鐘」に続くはじまりの小説―
家業である農業を手伝いながら農業高校へと進学した峰甚五は、小学校の頃から心の奥底に漠然とあった「人のために役に立ちたい」という思いの中で揺れていた。
単位を餌に柔道をやらされたり、他校との決闘の人員に入れられたりと、不器用で実直な甚五の前に現れる、様々な教師や友人たち。彼らとの出会いを通して、甚五はいかに「誇りある道」を見出すのか――。
『「晩鐘」初子初子と過ごした幾歳月』につながる、若き日の甚五の葛藤と成長を描いた青春小説。
[目次]
表 紙 絵
「甚五」少年の日
(一)
(二)
(三)
青春の芽吹き
高校入学
乱闘事件
事件始末記
出会い
ゴーリー先生
駅伝大会
熊先生
秋祭り
待ち伏せ
補助員さんの趣味
初詣で
不運と幸運と
痴漢退治
卒業式
あとがき
[出版社からのコメント]
現代は見栄えを気にする時代です。ビジネスでも政治でも、中身がよくても見栄えが悪いと評価が下がったりします。本書に登場する甚五は、そういう意味では時代とは対極にいる存在ですが、それ故に魅力のある存在になっています。大地に根付こうとする人間の飾りのない生き方を、ぜひ多くの方に感じていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
本松 秀茂(もとまつ・ひでしげ)
1937年福岡県宮若市生まれ
福岡県立筑豊高等学校卒業
信用金庫に37年勤務後退職
福岡県北九州市在住
著書「晩鐘」初子と過ごした幾歳月 外
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