【電子書籍版】ドイツの生活空間と文化を楽しむ

(著) 百瀬満

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作品詳細

[商品について]
ドイツはヨーロッパ一の経済大国として、日本でも馴染み深い存在ですが、ドイツの実情は私たちが思うほど知られてはいません。
ドイツといえば、質実剛健、ものづくりの国、職人制度、ビール、といったイメージがありますが、様々な問題を抱えるドイツの現在の中で、ドイツはどの様に変わり、或いは変わっていないのか――、本書は医学留学でドイツに滞在し、ドイツの社会・文化に直接触れてきた著者が、「現代のドイツ」を知るために書かれた作品です。
戦後、アメリカを範としてきた日本の政治や経済、文化が、大きな転換期を迎えようとしている今、本書は日本のあり方について多角的な視点を得るたの格好の一書となっています。

[目次]
まえがき
第1章 ドイツの生活事情あれこれ
便利な公的交通網と道路事情
一般道自動車道路とアウトバーン
ドイツの住宅事情
ドイツで住宅を探す
ドイツ住宅の特徴は?
生活用品に見るドイツ
ドイツの食材を探る
飲み物や加工品、そしてドイツ人の食生活
多彩ではないが充実したドイツ料理
ドイツの外食産業
ドイツ生活の憩いの場:公園
ドイツの公共施設
第2章 ドイツの幼稚園と学校制度
ドイツの幼稚園
ドイツのユニークな学校教育制度
第3章 ドイツ文化を探る
ドイツのクリスマス
ドイツのポップスミュージック
さすが違う?  ドイツのビール
ドイツワインを語る
第4章 ドイツ社会とその諸問題
ドイツ人の収入と税金
どこでも同じ? ドイツの青少年を取り巻く諸問題
ドイツの社会保障の現状と将来
ドイツの医療制度
ドイツの環境対策とリサイクル
第5章 現代ドイツ人気質と生活感
典型的ドイツ人気質は健在か?
ドイツ人のマナーと身だしなみ
ドイツ人の余暇の過ごし方
第6章 ドイツに住む日本人とその生活
ドイツで暮らす日本人
ミュンヘンで暮らす日本人の生活
日本の子供のドイツ環境への適応
最終章 ドイツとはどんな国か?
欄外編 ドイツの観光名所写真
あとがき
17年後の再販によせて
参考図書・文献・ホームページ

[出版社からのコメント]
日本とドイツは縁が深い、と感じる方も多いでしょう。しかし、同じ復興と経済大国への道を進みながら、その道のりは大きく異なっています。日本が追従したアメリカの社会は、物質的な豊かさと同時に「勝者」と「敗者」も生みだしてきましたが、その道すじの先にある未来に陰りがみえてきた今、私たちがどの様な社会を生み出していくのか、本書がそれを考える一助となれば嬉しく思います。

[著者プロフィール]
百瀬 満(ももせ・みつる)
1964年東京都出身。
山梨医科大学卒。医師・博士(医学)。
内科、循環器内科、核医学を専門とする。
2000年にドイツ・ミュンヘン工科大学核医学科研究員としてドイツに渡り、2年間家族とともに生活。帰国後、東京女子医科大学 核医学PET検査室に勤務。
2016年 同大学 准教授。
2017年退職し、杉並区内に百瀬医院 内科・循環器内科を開業。
現在に至る。

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