こころで勝つリーダーシップ
(著) 大井俊一
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[商品について]
第四次産業革命に入ったと言われる現在のビジネス環境の中で、ビジネスを展開する人間自身の精神的な適応は、技術革新に対して遅れている。
いまビジネスマンには、技術の進歩に対応するビジネス展開力だけでなく、技術の進歩によって生まれる新しい時代を生きる「こころ」のあり方も問われている。
本書は、企業の発展に不可欠な中堅リーダーを対象に、熾烈な企業間競争を勝ち抜き、企業を健全に発展させるための「こころのあり方」について考察する。
精神論ではなく、経営陣と現場をつなぎ、発展のための課題を吸い上げる、企業の中心軸として活躍したい全ての中堅リーダーにお届けする一書。
「目次]
はじめに
第一章 事業の目的、目標、戦略をホリスティック思考で考える
1 事業目的の達成イメージを語ろう
2 目標を複数もつ、そして戦略も複数準備しよう
3 強者には弱者のゲリラ戦略で立ち向かう
第二章 中堅リーダーに期待される資質を考える
1 リーダーの基本条件:「知識・知性・意志」そして「ことば」
2 リーダーの必要条件:「感情・情緒」
3 リーダーシップの「知・意」と「情」を状況によってどう機能させるか
第三章 創造的な個人を育てる、リーダーのこころの準備
1 寛容性とトライアンドエラーを認めるリーダーシップ
2 リーダーの目に何が映し出されているか
3 チーム構成メンバーを考える
第四章 創造的なチームを育てる、リーダーのこころの準備
1 リーダーシップの歴史的変遷を法則的に捉える
2 イノベーションの持続性を目指すリーダーシップのあり方
3 新領域への進出を担当するチームの取り組みと評価
第五章 人の「こころのはたらき」には四つの世界観がある
1 第一世界:論理的思考、合理的思考、よい・悪いの世界観
2 第二世界:感情的反応、感覚的反応、好き・嫌いの世界観
3 第三世界:無気力、無感動、ありのままの世界観
4 第四世界:使命感、本心に忠実、利己・利他からの超越の世界観
おわりに
1 理想のリーダーシップとは
2 待つ勇気が幸運をつかめるか
3 人生で大切なものを見つける
参考文献
[出版社からのコメント]
一昔前までは「中間管理職」という言葉がよく使用されましたが、最近ではあまり聞かなくなりました。本書でも示されるように、中堅ビジネスマンには現場というエンジンの強力な動力と、経営というハンドルからもたらされる繊細な力の双方を、適切に車輪に伝えなければならない役割を担うことが求められる現代にあって、「中間管理職」という言葉がビジネスに入る余地はなくなったのかもしれません。
本書は体力と気力が充実している30代・40代のビジネスマンに向けて書かれていますが、「こころ」に焦点を当てている点で学生や20代のビジネスマンだけでなく、経営層により近づく50代・60代にとっても、参考となる内容であると思います。
日々変転するビジネス環境に生きる、「変えよう」とする意識をもつすべてのビジネスマンに、本書をご活用いただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
大井 俊一(おおい・しゅんいち)
1940年生まれ
九州大学農学部農芸化学科卒
農学博士
化学系製造企業にて、研究開発、学術面での営業支援に従事
現在、社員研修講師、講演活動を行っている
著書
『超二流で生き抜く選択』(東京図書出版会)2007
『理系力の活かし方』(東京図書出版会)2010
『リーダーシップ: 組織を支えるリーダーへのメソッド』(22世紀アート)2020
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