この星に生きて

(著) 三樹正司

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作品詳細

[商品について]
―泡沫(うたかた)の人生に問えるものはなんであろうか、人生を様々な視点から綴った滋味あふれるエッセイ集―
身業(しんごう)・口業(くごう)・意業(いごう)という身口意の三業は相応(そうおう)にして、背反(はいはん)しないと言われます。また、怒(いか)りなどは人権や平和を根底から理解できていない人の為せる業(わざ)でありましょうから、悪業を作るような人間にならないことではないでしょうか。
死んで花実(はなみ)が咲くものかであります。人は人生の風説に耐えながらの、前向きに生きていればこそ良いことに巡り逢えるものでありましょう。それに周囲が必ずしも正しいとは限りません。道を選んで生きて生きて尚(なお)が「艱難汝(かんなんなんじ)を玉にす」ではないでしょうか。
社会では人々が本能の上に理性という服を着ていることを前提としています。従って、作為的(さくいてき)な誤謬(ごびゅう)を犯すことは許されません。問題はそれなりの服装をしている中身の人間がそれに見合った智慧や教養を持ち合わせているかではないでしょうか。
どんな時世や時節にも起こり得る悩みや苦しみに目を向け、物事の本質や奥底にあるものを洞察し、生活・社会・文化に至るまでを縦横無尽に語り尽くし、人生を鋭く見続けてきた著者が贈る自戒と警世の書であり、こんな本が我が家に一冊あってもよいのではないでしょうか。

[目次]
はしがきにかえて
第一章 生活編
第二章 諸相編
第三章 概念編
第四章 情念編
第五章 文化編
第六章 人生編
第七章 教育編
第八章 宗教編
第九章 根源編
第十章 自戒編

[出版社からのコメント]
いつの時代も、人生は迷いの連続です。ましてや私たちの社会が大きく変わろうとしている今、生き方を見つめ直す機会はたくさんあるように思います。本書を片手に、ときには来し方を振り返りながら、これからの生き方を考える、そんな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

[著者プロフィール]
三樹正司(みき・しょうじ)

1945年、北海道生まれ。1967年、立正大学卒業。
1967~1971年にかけてニューヨークに在住し、ニュースクール大学、ケンブリッジビジネススクール、ニューヨーク市立大学(CUNY)ハンター校などで学ぶ。1972~2005年にかけて、聾学校や小・中学校教諭、校長を歴任。その間1985年10月には文部科学省の派遣で、1ヵ月にわたり欧米における海外教育事情を視察。1986~1989年にはギリシャ日本人学校教諭。
中学校・高等学校教諭一種免許状(英語・社会・宗教)
特別支援学校教諭免許状(聴覚障害者に関する教育の領域)
三樹物産合同会社 代表
宅地建物取引士、講道館柔道参段。

《著書》
『MAGNIFICENT GREECE』(1992年・近代文藝社)※英文書籍
『この星に生きて』(2021年・22世紀アート)※電子書籍
『この星に生きて』(2024年・22世紀アート)※POD書籍
『この星に生きて』(2024年・22世紀アート)※英文書籍

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