すこしは独自なメッセージ : わたしのエッセイ・スピーチ集【電子書籍版】

(著) 小川秋實

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作品詳細

[商品について]
――医師を含め、明らかに誤って使われている「予後」という言葉。その正しい意味は次のどれでしょうか。
1.回復、2.見通し、3.養生
正解は、本書「11 日本語へのこだわり」をご覧ください。

ただ患者の話を聴き相談にのるだけの診療所に現代医療に欠けているものを思い、検査に対する考え方に日本とフランスの違いを感じ、僻地医療の現状を憂い、死を心安らかに迎えられる環境を考える――。本書は、医師として長く医療の世界を生きてきた著者が、医師としてのあり方から理想の医療、教育、そして自身の医師人生まで、折々の機会に発表してきたエッセイやスピーチを抜粋しまとめた作品である。多彩なテーマ、独自の目線からの硬軟織り交ぜた語りを、ぜひお楽しみいただきたい。

[目次]
まえがき
1 よい医療を目指して
現在の医療に欠けるもの
医療のあり方をめぐって
臨床医のエスプリ
がんの告知
苦悩も癒す病院に
優れた医療が報われる制度に
医師不足に想う
終末期医療をめぐって
2 医療にまつわる放談
動物供養は日本人の心
新病棟は苦心した構想が実現
理想的なこども病院を期待する
外科の分家からの要望
救急医療をめぐって
幕内博士招聘の裏話
看護学の発展を期待する
看護には心と技術が必要
3 健康をめぐって
意欲・気力が大切
高齢者が元気に過ごすために
笑いの効用
運動が健康を維持する
感染予防の常識が変わる
骨折しないために
4 病気のはなし
膀胱炎のはなし
前立腺がんとPSA検査
陰茎がんが阻血で消失
5 メスを持つ医者の想い
手術をめぐるたわごと
将来も手術はなくならない
手術室をめぐって
膀胱を造るはなし
6 大学のあり方
国立大学の存在意義
なぜ教養教育か
大学でも、よい教育を
広報誌「信大Now」の発刊にあたって
信州大学について
7 若人へ伝えたいこと
成人としての門出に
素晴らしい学生生活を
卒業する若人へ
一見すると不経済に見えることも必要
若い工学系研究者への期待
独創的で意義ある研究を
8 初等中等教育に直言
新しい教育理念を
昔どおりの教育は通用しない
教育を考え直す
脳の中枢を鍛える
9 ざっくばらんな提言
情報過多時代と論文
随想 改革の一端に
大学は新機軸を打ち出すべき
コミュニケーション力と異分野交流を
医学教育の抜本的改革を
10 学術振興へエール
脳外科医は大変ユニーク
衛星通信を介した遠隔医療
数学も存在意義が認められるように
開かれた明日の工学部をめざして
時代に対応できる図書館に
湖の富栄養化を止めよう
一流研究者が集う拠点に
地球環境の保全を
11 日本語へのこだわり
スラスラ読める日本語
意味明瞭な医学用語に
医学用語の誤用・誤訳
12 国際交流について
国際交流と言語
留学生に温かい支援を
コミュニケーションのための英語
13 より成熟した社会を目指して
退職後も生きがいのある人生を
袖摺り合う仲も他生の縁
オリンピックとボランティア
国際化とバリアフリーの信州へ
女性の社会参加
よりよい街づくりを
アフターファイブを楽しむ街
14 親しき人への想い
ネアカでマンガチックな医者
類い稀な個性を持つ教授
軽妙洒脱な先輩
この上ない飲み友達
「七人の侍」の一人「久蔵」にそっくり
15 思い出すこと(自叙伝)
駒場時代へのノスタルジア
断片的に思い出すこと
泌尿器科を選んだこと
信州大学在職時を振り返って
やりがいがあった病院長職
16 ロータリークラブでの談話
ローソクに火を灯そう
健診の問題点
流行中のウイルス感染症
ライオンズクラブとの違い
和食が無形文化遺産に
漢字の複雑な音読み
日本人の宗教心
イスラームを知る
健康食品は有効か
漢字が少ない文章に
会議のやり方はいろいろ
サクラについての豆知識
国の財政再建はどうする
ロータリーの奉仕とは
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
人と話し、考えを理解し共有するのは、言葉を操る生きものである私たちにだけ許された楽しみであるのかも知れません。そんな楽しみがたくさん詰め込まれている本書を、ぜひ多くの方に味わっていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
小川 秋實(おがわ・あきみ)

1952(昭27)新潟県立新潟高等学校卒業
1958(昭33)東京大学医学部医学科卒業
1959(昭34)東京大学医学部助手・泌尿器科
1966(昭41)フランス政府給費留学生としてフランスへ出張(1年間)
1973(昭48)東京大学医学部助教授・泌尿器科
1978(昭53)信州大学医学部教授・泌尿器科
1992(平4)信州大学医学部長(2年間)
1995(平7)信州大学長(4年間)
1999(平11)信州大学名誉教授、伊那市営伊那中央総合病院長
2003(平15)伊那中央病院長
2009(平21)瑞宝重光章受章
2010(平22)伊那中央病院名誉院長

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