そのとき、空母はいなかった: 検証パールハーバー

(著) 白松繁

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[商品について]
――太平洋戦争直前の日米交渉末期、アメリカ側の交渉責任者より日本側に手交された「日米覚書」とは次のどれでしょうか。
1. ハルノート、2.ワシントンノート、3.パールハーバーノート

正解は、本書序章「奇襲成功の影」をご覧ください。
ハワイの真珠湾に対する日本海軍空母艦載機による奇襲攻撃の舞台裏とは・・・。日本側が主張する日本海軍の奇襲成功説か、アメリカ側が主張する宣戦布告なしの日本の騙し討ち説か、真珠湾で起きていた真実を紐解いていく。アメリカ側は本当に誰も気づかなかったのか、警戒はどうなっていたのか、最終的な責任者は誰なのか等、様々な疑問が湧き上がり、あらゆる分野の人々がこれらの問題を取り上げ真珠湾論争まで繰り広げた。本書では米国政府公開の史料を一つ一つ解読し、米国海軍が把握していたであろう情報、ある決定的な推論に辿り着くまでの根拠について分かりやすく解説されている。成功の確率はほぼゼロと言われてきた真珠湾奇襲がなぜ易々と実行されてしまったのか、その裏に隠された真実とは何か、あらゆる角度から徹底的に検証し事実に近づく一冊である。

[目次]
はじめに
序章 ── 奇襲成功の影
主要登場人物
第1部 そのとき、空母はいなかった
1 ハワイの日系人と真珠湾基地
2 アメリカ太平洋艦隊の誕生
3 空母の登場
4 真珠湾奇襲想定と演習
5 傍受解読された日本の通信文
6 FDR三つの決断
7 FDRの方針急変とその背景
8 戦争閣議と戦争警告
9 戦闘機移送指示と空母出航
10 反撃の最適機会逸失
11 空母撃ち漏らしの禍根
12 幻の日米空母戦
13 ハワイ司令部の混乱
14 米空母部隊の反攻
第2部 検証・日本海軍無線封止 vs 米海軍無線傍受
1 無線封止とその遵守
2 米陸海軍無線傍受網と傍受記録
3 真珠湾攻撃前傍受記録に基づく検証
4 真珠湾艦艇情報「A情報」とオグ報告
5 日本海軍無線封止の限界
第3部 日本外交及び海軍暗号被解読の検証
1 外交暗号の検証
2 海軍暗号の概要
3 海軍暗号被解読の検証
4 D暗号解読例
5 潜水艦情報とWEWE宛先暗号解読
6 日本海軍暗号傍受電「戦後解読」の疑問
7 「戦後解読」=「戦前非解読」ではない
8 真珠湾前の日本暗号解読検証結果と総括
9 対日情報総合戦略の勝利
第4部 FDRの勝利戦略と代償
1 FDRの対日強硬策
2 最初の一撃策
3 孤立主義の終焉
4 最終覚書と手交遅れ
5 FDR戦略の勝利宣言―対日宣戦布告要請演説
終章──ワシントンは知っていた
あとがき
米国立第二公文書館真珠湾関連史料ガイド
主要参考文献(発行年順)
主要参考文献海外版(発行年順)
史料閲覧先
図表一覧表

[出版社からのコメント]
なぜ戦争が行われたのか、誰も好き好んで戦争を望む人はいないと思います。それぞれの思想、欲望、動向が時として引き金になり、戦争という悲しい出来事を起こしてしまったのだと思います。本書で真珠湾攻撃におけるあらゆる証拠に基づく推論、真実を知り、一方的な見方ではなく多角的に物事を捉え、二度と同じ過ちを犯さないことを切に願います。今後、イコールパートナーとして日米関係の礎になれるよう、本書を通じて幅広い世代の方々に真珠湾の事実を知っていただければ嬉しく思います。

【著者紹介】
白松繁(しらまつ・しげる)

真珠湾史実研究家

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