まちづくり、人づくり:ある町長のふるさと再生への挑戦
(著) 川崎泰孝
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[商品について]
この土地を離れて 私はない ――。
少子高齢化、過疎、財政・・・、いま地方をとりまく状況は厳しさを増している。しかし、生活の基盤となり、先祖から受け継いできた家や土地を捨てて町を離れることは容易ではない。
本書は、町役場職員から47歳で桜江町の町長となり、「住民と共にある町づくり」の理想を掲げて町政の改革に乗り出した著者の、4年間の奮闘の記録である。
町政を支える職員への「トップ通信」、「村おこし」と「福祉」が連動する政策など、地方の問題を考える上で参考となる一書となっている。
「目次]
町長一年目の通信 ──町民との意思疎通
町長二年目の通信 ──まちづくりへの出発
町長三年目の通信 ──内外情勢の激変のなかで
町長四年目の通信 ──まちづくりの成果を踏まえて
「絵になる、桜江。」にむけて ──地域振興と福祉社会の実現を
二期目の選挙と、とどかなかったわが思い
再度立候補にあたっての所信
「絵になる、桜江。」
夢のかけ橋──鹿賀大橋のこと──
小谷川河川改修
福祉社会の実現への試み
川を活かしたまちづくり
デザインで町を変える
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
ふるさと納税に見られるように、いま地方自治体は特色を生かした町づくりのために鎬を削っており、人ともの、お金を集めるこうした競争は、今後も加速していくことが予想されます。一方で町づくりの本質は「安全で住みやすい」ことにありますが、「町おこし」と「町づくり」のバランスをいかに保つかは今後の地方の課題になるように思います。
本書は「一町長の奮戦記」として書かれていますが、住民それぞれが、どのように町の問題と向き合い、参加していくかを考える上でも参考にしていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
川崎 泰孝(かわさき・やすたか)
昭和15年1月 神戸市にて出生
昭和19年10月 父戦死のため、母の郷里島根県へ移住。現在に至る。
昭和33年3月 島根県立浜田高校卒業
昭和38年6月 島根県桜江町役場奉職(昭和62年6月役場退職)
昭和62年9月 桜江町長に就任(1期)
平成3年10月から農業に従事(自営)
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