わがふるさとを想いて:鳥羽市の離島、菅島の折々の暮らしと風土の記

(著) 松村育弘

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作品詳細

[商品について]
―都会の便利さで失われた人の姿が、ここにはある―
リアス式海岸が織りなす美しい景勝地で知られる鳥羽、その湾内に浮かぶ有人離島の1つである菅島(すがしま)は、観光地化されていない離島特有の風情と手つかずの自然、そして素朴で温かい島民の人情が感じられる島である。菅島で生まれ育った著者が、島独特の風習である「みはか参り」や海女の祭りで有名な菅島三大例祭の一つ「しろんご祭」、中学の頃までは灯台守が常駐していた日本最古の洋式灯台、万葉歌人や西行など様々な歌人が詠んだ島の風土と自然など、いまだ昔ながらの文化・生活が息づく島の歴史、自然、文化を昔日の記憶と共に綴った貴重な郷土の記録。

[目次]
まえがき
一、鳥羽市の地理的概況と有人離島
二、菅島の概況
三、菅島の産業と島民の暮らし
四、菅島の漁港とその周辺
五、菅島の社寺と島に残る貴重なもの
六、菅島の灯台と監的哨
七、菅島の大山と近年の環境問題に思う
八、伊勢志摩を旅した古の歌人たち
九、菅島にも訪れた西行法師
十、菅島の年中行事・祭礼(一)
十一、菅島の年中行事・祭礼(二)
十二、菅島の年中行事・祭礼(三)
十三、ふるさと菅島と私たち一家
あとがき
主要参考文献
著者略歴

[担当からのコメント]
変わりゆくことが当たり前の世の中で変わらないものを見つけるのは難しいですが、離島はそうした変わらないものが残されている数少ない場所の一つかも知れません。そんな郷土の記憶を、ぜひ本書と共にお楽しみいただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
松村 育弘(まつむら いくひろ)
昭和22年3月 三重県鳥羽市菅島に生まれる
昭和36年3月 鳥羽市立菅島中学校卒業
昭和40年3月 三重県立鳥羽高等学校卒業
昭和44年3月 立正大学文学部卒業
昭和46年12月 立正佼成会学林卒林
平成19年3月(株)佼成出版社退職
現在、家族三人で東京都羽村市に在住

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