カリキュラムマネジメントの新たな挑戦: ー総合的な学習における理論と実践ー
(著) 中留武昭
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「カリキュラムマネジメントの理論を総合的な学習をはじめとした学校全体のカリキュラムマネジメントとしても同様に機能させ、動かせて行くためには、何をどうすればよいのか……」
本書はカリキュラムマネジメント理論を再吟味するとともに、それに対する新たな取り組みの事例分析を通して、カリキュラムマネジメントと総合的な学習との間の関係を理論的・実証的に考察した一冊。
「第Ⅰ部 総合的な学習の基盤としてのカリキュラムマネジメント」「第Ⅱ部 総合的な学習のカリキュラムマネジメントを動かす」の2部構成。
*電子書籍化にあたり、底本である『カリキュラムマネジメントの新たな挑戦―総合的な学習の連関性と協働性に焦点を当てて』(教育開発研究所 2015年)の「はじめに」「第1章 カリキュラムマネジメントの見方、考え方」を加筆修正しました。
【著者プロフィール】
中留 武昭(なかどめ・たけあき)
横浜市生まれ。九州大学名誉教授,鹿児島県立短期大学名誉教授.教育学博士。奈良教育大学教授,九州大学大学院人間環境学府人間環境学研究院教授.西南女学院大学教授.鹿児島県立短期大学長などを歴任。その間,日本教育経営学会会長.文部科学省研究開発学校企画評価委員等を務める。日本教育行政学会功労賞.日本教育経営学会功労賞.教育文化賞(福岡県教育委員会),教育功労賞(文部科学大臣)受賞。
カリキュラムマネジメント関係の図書に.『総合的な学習の時間ーカリキュラムマネジメントの創造』(日本教育綜合研究所).『課題を克服する総合的な学習一成功への道』(編著.ぎょうせい)『学校と地域とを結ぶ総合的な学習ーカリキュラ
ムマネジメントのストラテジー』(教育開発研究所).『カリキュラムマネジメントが学校を変える』(共著学事出版).『カリキュラムマネジメントの定着過程ー教育課程行政の裁量とかかわって』(編著教育開発研究所).『自律的な学校経営
の形成と展開』(全3巻,教育開発研究所)のうち第3巻.『大学のカリキュラムマネジメントー理論と実際』(東信堂)などがある。
曽我 悦子(そが・えつこ)
北九州市在住。北九州市内の中・高校の教 師( 30年間)を経て、現在、九州女子大学(非 常勤講師)で教育課程論(カリキュラムマネジ メント)担当。九州大学大学院博士後期課程 単位修得満期退学。 主な論文に、『「特別活動」と「総合的な学習 の時間」との連関性を規定する要因の考察』 九州教育経営学会紀要 第17号(2011年) 『「道徳教育」と「総合的な学習の時間」との連 関性を規定する要因の考察-「命」の単元開発 に焦点をあてて-』『九州地区国立大学教育系 ・文系研究論文集』第1巻第2号(2014年) 『Interdisciplinary Curriculumのマネジ メントを規定する促進条件に関する考察』日本 アメリカ教育学会(Japan Association of American Educational Studies)紀要第 27号(2016年)(全国学会査読論文)、『総合的 な学習のカリキュラムマネジメントに関する実 証的研究-中学校・高等学校におけるカリキュ ラムの連関性とそれを支えるマネジメントの協 働性と条件に関する考察-』日本生活科・総合 的学習教育学会 『紀要』第24号(2017年) (全国学会査読論文)等。
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