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ガラスの鍵
(著) 菅田直彦
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作品詳細
六篇の作品は同人誌「北総四季」に載せたものである。最初と最後の作品の間には、また十年の歳月が流れた。
すべてなにかを試みた、いわば実験である。しかし、主人公にはごくふつうの人物に登場をねがい、さりげない言葉で語ってもらった。
試みについて……
秘密の鍵
ある夜突然友人が訪ねてくる。あるいは自分が友人を訪ねていくことがある。そこまでは、どこにでもよくあることだ。しかし、そこから一歩つき進んでみよう。その友人が部屋を通り抜けて、意識の奥の部屋に一歩はいってくることはあるまいか……。(本文より)