ギタリストたけしの不思議なスペイン留学記

(著) 手塚健旨

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―スペインには情熱があり、音楽があり、家族がいて、人生がある―

レコードで聴くセゴビアやイエペスのようにギターを弾きたくてスペインへの留学を決意した著者は、22才の秋、本格的にギターを学ぶために故郷の室蘭からスペインに向けて出発する。円が未だ固定相場だった時代に、15万円のマドリッド行き片道航空券を握りしめてーーもぐりの下宿屋のおばさんでスペイン語を教えてくれたエミリア、厳しくも優しいギターの師レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ、美しい音を奏でるギタリストとしてレヒーノに勧められて探しまわり、日本に帰国後も付き合いが続いたホセ・ルイスなど、個性豊かな人々と出会いながら過ごした懐かしくも濃密な5年間の日々を綴ったスペイン留学滞在記。


[目次]

1.渡欧

2.イサベル・ビソーソとの出会い

3.アルカラ通り

4.車を持つ

5.杏里さん

6.城巡り

7.マドリッドの蚤の市

8.JALパック

9.憧れのパリ

10.グラナダ国際音楽舞踊フェスティバル

11.アンダルシアの旅

12.アルカンヘル・フェルナンデス

13.宝くじ

14.ギター時計

15.世界のコジマ

16.ラ・グランハのイサベル家の別荘

17.サンタンデールでのレヒーノ先生夏季休暇

18.カステラ事件

19.レヒーノ先生のレッスン風景

20.アリーリョ・ディアス

21.ホセ・ルイス・ゴンサレスとの出会い

22.アルコイの日本人

23.パエージャの発祥地バレンシア

24.ニースへの旅

25.マリア・ルイサ・アニード

26.列車の旅

27.「禁じられた遊び」のナルシソ・イエペス

28.目が不自由なイエペス

29.イエペスの生地

30.パリへの車の旅

31.パリでのイエペスの講習会

32.ドイツへの旅

33.ギタリストの奥さん達

34.フィリピン美人

35.スペイン人気質

36.スペインは大家族

37.フラメンコギターの大御所

38.帰国

あとがき


[担当からのコメント]

後先を考えずに異郷に飛び込めば苦労するのは目に見えていても、そこで巡り逢った幸運や人々との出会いは、人生を豊かにし、かけがえのない宝物をくれる。本書の中にあるスペインでの5年間は、まさにそんな日々だったのだと感じます。ぜひご一読ください。


[著者プロフィール]

手塚健旨(てづか・たけし) Takeshi Tezuka (Guitarra)


http://tezuka-guitar.com/ 札幌市出身。

1972年より5年間スペインに留学。 レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ、ナルシソ・イエペス、ホセ・ルイス・ゴンサレスの 各氏に師事。 帰国後、コンサート及びギター教授活動を続ける傍ら音楽雑誌への執筆、CD解説も行う。現在は国内はもとより、ヨーロッパ各国、トルコ、南米などで多くのコンサートをもち、各国の主要国際ギターコンクールの審査員も務めている。


著書多数 『スペイン 音楽紀行』、『スペイン音楽と美術の旅』(音楽の友社)の他、『フランシスコ・タレガ』A.リウス著/翻訳 手塚健旨(現代ギター社)、手帳と手書き譜から辿る フランシスコ・タレガ伝』(2021年 現代ギター社)『光のない練習曲』(22世紀アート)ギター教本『ターレガのギターレッスン』(編著)、『最も速く上達する《ターレガのテクニックによる毎日のギター練習》』を2019年、2020年に出版。ギターソロ、他多数のCD発売中。 2013年11月、スペイン・リナレス市のアンドレス・セゴビア財団より、アンドレス・セゴビア賞のメダルを授与。2019年、ギター音楽の普及に対する貢献が認められ、スペインのハエン県のAteneo(学芸員)会員認定。 2022年5月、リナレス市より表彰され、セゴビア博物館に「Sala de Musica Takeshi Tezuka テヅカ タケシ 音楽サロン」が作られる。

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