クロード・シモン論
(著) 松尾國彦
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「クロード・シモンは一作ごとに手法を変え、新しい世界を切り拓きつづけた人である。その一作一作の特質を的確に捉え、論考の表題にそれを闡明し、その所以を精緻に粘り強く解き明かしつづけたこの労作は、日本ではもちろん、おそらく世界でも唯一の、内容の濃密なクロード・シモン論になっている。」―岩崎力
本書は、フランス文学者である松尾國彦の遺稿集。ヌーヴォー・ロマンの旗手、クロード・シモンの『風』『フランドルの道』『アカシア』など14の初期作品を年代順に取り上げ、一作ずつ緻密にひも解いた本格的な作品論。
【著者プロフィール】
松尾 國彦(まつお・くにひこ)
1943年7月17日 誕生
1966年3月 東京外国語大学外国語学部フランス科卒業
1968年3月 京都大学大学院人文科学研究科修士課程修了
1974年3月 京都大学大学院人文科学研究科博士課程退学
1971年4月 東京外国語大学外国語学部非常勤講師
1977年4月 高知大学文理学部助教授
1977年5月 高知大学人文学部助教授
1992年4月 高知大学人文学部教授
1999年4月 高知大学大学院人文社会科学研究科修士課程担当
2003年9月4日 死去
日本フランス語フランス文学会会員
共訳書に『ピカソは語る』(エレーヌ・パルムラン著,造形社,1977),『わたしの画廊 わたしの画家 ダニエル‐ヘンリー・カーンワイラー フランシス・クレミューとの対話』((株)大阪フォルム画廊出版部,1974)など。
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