コンクリートの性状と耐久性 : セメント無機混和材の役割と1000年コンクリートへの期待【電子書籍版】

(著) 松永嘉久

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作品詳細

[商品について]
―1000年コンクリートへの道―
強度があり安価な建築資材として、様々な建築物や設備に広く利用されているコンクリートは、今や社会のインフラを支える存在となっている。本書は、そのコンクリートについて長く研究・開発に携わり、無収縮混和材、膨張混和材、急硬混和材、高強度混和材など、直接間接にセメント混和材に関わってきた著者が、コンクリートに安定的に強度を賦与するエトリンガイトを活かした混和材について解説しながら、耐久性のある構造材として期待されているコンクリート、モルタルの重要な役割を認識し、超長期の耐久性を持つ構造材としての指針を示そうと試みた作品である。全国的なインフラの老朽化が問題となっている今、建築関係者はもちろん、コンクリート社会について考えるうえでも示唆に富む内容となっている。

[目次]
はじめに
Ⅰ.コンクリート、モルタルの性能と耐久性
Ⅱ.無機系混和材料
Ⅱ-1.膨張・無収縮混和材
1.膨張・無収縮混和材
2.水和反応のタイミングのコントロール
3 (目標水和生成物に対応した熱処理用)原料配合
4.実用化
5.纏め
Ⅱ-2.無収縮混和材
Ⅲ.急硬性混和材
1.コンクリート急硬性混和材
2.急硬性混和材の基幹成分
3.初期水和物の想定
4.水和反応開始のタイミング(反応開始のリテンションタイム)の制御
5.水和反応の開始
6.急硬性混和材の水和反応(反応の到達程度)
7.水和反応開始剤群の整理
8.実用用途
9.纏め
Ⅳ.高強度混和材
1.コンクリート製品
2.コンクリート製品用 高強度混和材
3.現場打設コンクリート用 高強度混和材
4.更に高強度コンクリートを得るために
5.纏め
Ⅴ.コンクリート、モルタルの耐久性
1.コンクリート、モルタルの課題
2.コンクリート、モルタルの維持のために 超長期耐久コンクリート、モルタル=1000年コンクリート
3 更なる健全なコンクリート、モルタル(超長期耐久性) ――1000年コンクリート、モルタルを目指して――
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
個人の住宅から公共設備まで、様々な場所で使用されているコンクリートは、私たちの生活になくてはならないものとなっています。しかしこれだけ身近なものでありながら、どの様にして固まるのかなど基本的なことを含め、多くの人はコンクリートについてあまり知らないのではないでしょうか。現場で開発に携わってきた知見が詰まった本書は一定の知識を要する作品ではありますが、ぜひコンクリートの現在と未来を知る一書として、多くの方に手に取っていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
松永 嘉久(まつなが・よしひさ)

41.03.25 東京府本所区大平町3丁目3番地に生まれる
45.03   東京空襲が始まり、本籍地徳島県へ帰る
66.03.31 東北大学大学院工学研究科応用化学専攻修了
66.04.01 電気化学工業入社
66.05.01 青海工場開発研究部第一研究室
       膨張材CSAの研究開発グループに配属
66.06   大牟田工場にて量産試作
66.12   セメント工場にて大量試作(新規原料配合)
67.12   セメント工場にて第一回製造
68.04   膨張材“デンカCSA”上市
71.12.01 本社企画開発部開発課
81.04.01 大牟田工場製造部製造
89.01.01 大牟田工場開発研究部長
90.01.01 青海工場特殊混和材部長
94.07.01 青海工場次長、特殊混和材部長、
       セメント・特混研究部長、開発研究部長
96.07.01 本社無機技術部長
98.01.01 本社技術統括部長
99.06.01 デンカ化工社副社長
00.06.01 大牟田工場次長
02.10.01 東工大より工学博士号を授与される
03.01.30 西日本高圧瓦斯社社長
05.01.31 退任
05.02.01 電気化学工業㈱嘱託
06.01.31 電気化学工業㈱退社
09.01.01 “一社員の会社生活”出版

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