バベの木物語-川柳句集八十路坂-

(著) 山路恒人

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作品詳細

[商品について]
―郷土には、そこにしかない「記憶」がある―
市役所玄関の横にあるその老木は、120年にわたり明治、大正、昭和、平成の世を見続け、その間市町村の合併等で佇む場所を変えながら地域を見守り続けてきた。そんなバベの木を子供の頃から見ていた著者は、縁に導かれて二ノ宮村役場の職員となり、その世話をするようになるのだったーー日中戦争や太平洋戦争から敗戦、そして戦後の日々をバベの木と川柳と共に振り返った半生記兼句集。

[目次]
はじめに
郷土史随想 バベの木物語
1 バベの木と私
2 小学校入学――日中戦争
3 国民学校――太平洋戦争
4 高等科時代
5 二ノ宮村役場
6 終戦の時
7 進駐軍が来た
8 農民組合騒動
9 フェニックス
10 お茶と俳句
11 青少年義勇軍
12 戦没者――ある庭師
13 村の演芸大会
14 青年演劇クラブ
15 映画の夕
16 高瀬富士――爺神山
17 川柳入門
18 たかせ川柳入会
19 たかせ川柳会五周年
20 たかせ百号記念句集
21 秋桜子句碑
22 五郷渓温泉と踊り
23 山路家の人々――その一
24 山路家の人々――その二
25 うばめがし
26 道しるべ
27 電算センター
28 五十周年記念合同句集
川柳句集 八十路坂
老いの地図……(平成十九年)
喜寿への道……(平成二十年)
シルバーマーク……(平成二十一年)
八十路坂……(平成二十二年)
第三の人生……(平成二十三年)
ベストコレクション以後
あとがき
あとがき2
【著者略歴】

[担当からのコメント]
17文字という短い言葉の中からその時代の世相を感じることができるのが川柳の魅力ですが、本書はそんな川柳で昭和という激動の時代を映し出したユニークな作品です。川柳が好きな方もそうでない方も、ぜひ一度手に取ってご覧いただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
山路 恒人(やまじ・つねと)
  昭和6年3月 香川県三豊郡二ノ宮村に生まれる
  昭和12年4月 二ノ宮小学校入学(この年日中戦争始まる)
  昭和20年1月 二ノ宮村役場へ入る(13歳・在学中)
  昭和30年3月 町村合併により高瀬町職員となる
  昭和59年4月 三豊広域電算センター所長(5年後退職)
  平成元年5月 瀬戸内短期大学職員(平成3年3月まで)

 川柳歴
  昭和40年9月 たどつ川柳会入会
  昭和42年8月 たかせ川柳会入会
  昭和42年9月 ふあうすと川柳社同人
  平成23年7月 たかせ川柳会会長

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