ヨーロッパ史跡探訪【電子書籍版】

(著) 橋本龍幸

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作品詳細

過去との対話から未来をひらく——ヨーロッパの史跡を訪ね歩く旅。

「ヨーロッパを旅すると、多様で重層的な文化の存在を感じさせる興味深い史跡や歴史遺産にしばしば出合う。ヨーロッパは多様性に富んだ世界であり、その歴史は複雑である。」(本文より)

大学教授である著者が、過去に実際に訪ねたヨーロッパ各地の史跡や歴史遺産を素材に、これまでに書き綴った「ヨーロッパ文化圏の成立と発展」に関する随筆を収録。また著者自身が撮影した多くの写真も掲載。ページを追うごとに歴史への興味が高まってくる一冊。

[目次]
はしがき

第1部 ヨーロッパ文化の多様性と重層性
Ⅰ 古代都市ポンペイの遺跡
Ⅱ オーヴェルニュの風土と文化
Ⅲ バスク地方とその文化
Ⅳ ヨーロッパの歴史と異民族
Ⅴ アルプスの峠道
(1) グラン・サン・ベルナール峠とアオスタ
(2) サン・ゴッタルド峠とコモ湖畔・アイロロ
(3) モン・スニ峠とスーザ

第2部 フランク王国の発展とキリスト教化
Ⅵ クローヴィスとランスおよびトゥール
Ⅶ 聖ラデグンディスとポワティエの「主の十字架」
Ⅷ 『フランク史書』Liber Historiae Francorum
Ⅸ ザンクト・ガレン修道院図書館
Ⅹ 聖ボニファティウスとフルダ修道院
Ⅺ シャルルマーニュの都アーヘン

第3部 ヨーロッパ・キリスト教文化圏の形成
Ⅻ 聖母マリア崇敬
ⅩⅢ サンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼路
(1) ヴェズレー
(2) ル・ピュイ・アン・ヴレイ
(3) コンク(モワサック、ロカマドール)
(4) ピレネー越え

主要参考文献

あとがき

著者略歴

[著者プロフィール]
橋本龍幸(はしもと・たつゆき)
1941年 愛知県生まれ
1972年 広島大学大学院文学研究科西洋史学博士課程単位取得
現 在 愛知学院大学文学部名誉教授、文学博士
主 著 『中世成立期の地中海世界』(南窓社,1997年)
    『聖ラデグンディスとポスト・ローマ世界』(南窓社,2008年)
    『ヨーロッパ史跡探訪−歴史への誘い』(南窓社、2011年)
    『ヨーロッパ史跡巡歴−ローマ文明周縁を歩く』(あるむ社、2020年)

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