ローマをめざして: 天正少年使節の物語

(著) 鶴良夫

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作品詳細

[商品について]
——天正少年使節の子ども達は、その目に何を映してきたのか・・・。
1579年、日本に巡察に来たキリスト教宣教師アレシャンドロ・ヴァリニャーノは、キリスト教があまり広がっていない現実を目の当たりにした。そこで彼は、イエズス会修道士育成機関であるセミナリオの少年達を、キリスト教の本場ヨーロッパに連れて行く計画を思いつく。これこそ天正少年使節団である。——伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノという13、4歳の子ども達の大冒険を描いた傑作小説。

[出版社からのコメント]
教科書を開くと、天正遣欧少年使節団として、伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノの表情のない絵が載っています。一見、そこには物語が見えません。しかしそんなはずはなく、日本で初めてヨーロッパに行って帰ってきた子ども達は、多くの苦労をしたことでしょう。本書を読んで、そんな彼らに思いを馳せてみませんか?

【著者プロフィール】
鶴 良夫(つる・よしお)

1932年佐賀市に生まれる。
佐賀大学教育学部卒業。
佐賀の中学校を経て、東京・新宿区、世田谷区の小中学校勤務。
1985年佐賀に帰郷して執筆活動に入り、現在にいたる。

著書
『ガンバレ!理枝先生―小学校音楽専科心得帳』(ぎょうせい、1986)。『佐賀ん町を馬鉄が走る』(リーベル出版、1990)。これは、1988年2月13日から6月14日まで佐賀新聞に連載。『筑後川渡船転覆』(リーベル出版、1992)、『岸岳城へ翔ぶ』(鳥影社、1997)、『夾竹桃』(リーベル出版、2000)、『四号じっちゃまのきつねの恋人』(日本文学館、2007)、『徐福海を渡る』(ぷらざ、2011)がある。

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