予知革命

(著) 橘義弘

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作品詳細

私の体験した不思議予知夢とは何なのか、何が予知を可能にするのか。たとえ地震を予知出来ても、それを完全に止めることは不可能である。必ず来る死、冬眠中の動物の無意識中での精神活動なども魂は予知するのであろうか。地震予知と同じく、地震発生地帯での逃避活動は七日前であるといわれる。
 動物である人間も、地震や株式変動や死について七日前に予知することは可能だろうか。
 時間は刻々と未来に流れる。無意識や夢により肉体から心や魂が開放されれば、時間と空間を超越して過去を思い出し肉体行動を開始するのと同様に、魂や心は、まだ体験していない、時間と空間を超越した未来の四次元世界をとらえ、未来に向かって行動を開始出来る。未来はすでに予定されているのだ。

 人間の経済活動の指標である地球の体温計とも思えるような株式の数字変動に対して、投資家に、未来に対する予知能力が必要とされるのは必然ではなかろうか。
 また、運命が作り出す個人の人生においても、楽しみや悲しい出来事に遭遇する際、何らかの理由により、本能がそれに対する警告として予知夢という形をとって、自分に未来の変化を告げてくる。そのことに気づいた時、この予知能力というものについての研究・究明がなされてしかるべきだと私は思った。
 株式変動や不思議な暗号めいた数字の謎、心霊体験や予知夢体験はそれを証明するのに最も良い手段であると私には思えたのである。
 これから書き綴ることに対して、皆さんは一体どのような感想を抱くであろうか。

 私はある時、未来の株式変動と関連する、現実性の強い夢を体験した。七日後にそれは新聞報道され現実化した。この無意識での体験には心や魂の独立性や心霊世界との法則の活用によって未来の予知を可能にする、ヒントがあると考えられる。
 思念は形を形成する。心霊世界は言葉が映像によって表現されるのだ。
 株式変動の暴落の七日前、私は次のような夢を体験した。
 多数の飛行物体が西から東に水平移動する。そして高さ約百メートルだろうか、その飛行物体が頭上で急停止すると落下が始まった。私は声を出して、「株が下がる」と叫んだ。だが「株が」から「下がる」という途中で夢から覚めた。
 この体験を元に未来の予知能力とは何かを考えるようになった。当時二十二才だったが、時は流れた。五十才になってやっとこの出来事を理解出来る体験に遭遇するチャンスが来た。
 私が二十四才の時に出会った霊能者は、私が五十才になる頃、この夢を理解出来る時が来ると予言していたし、別の易者は声を伴う不思議な夢の体験の可能性も私に予告していた。
 やがて未来を予知出来る運命にあると、私が子供の頃に予知した予言者もいる。
 読者の運命もすべて予定されているのである。
 不可能と思われる出来事や願望をかなえるために、人は全身全霊をつくすと表現するが、魂や心、精神活動、肉体と魂の関連性、死後と霊界の法則を理解する必要性が要求され、本能的に全身全霊と表現したのだ。
 人は予定された未来への時間の流れに動かされている。日常生活の意識感覚で私たちは過去の理解を尺度に、未来の出来事を理解しようとするが、予定されている死や全ての出来を予知することは不可能に近い。
 夢の中での映像と発声は、この世の人物ではない何者かの霊たちが私の肉体を通過し、私の魂に融合して、株式変動を予言して来るものと考えられる。

 平成二十年九月六日(土)から三連休の三日目である敬老の日の九月八日(日)、瀬戸大橋の坂出北インターが屋根の上を走る友人の自宅から、愛媛県松山の奥道後への日帰りドライブ旅行中、二度の休憩時、ウトウトして夢を見た。一回目は「株価が大きく値下がりする夢」、二度目は「今の株券より以前の持株の銘柄のほうが大きく値下がりする」と思われる夢だった。
 この夢の体験を予知夢の研究を最近始めた友人に報告すると、その友人も奇妙な夢を体験したといった。リーマンショックのアメリカの株暴落のニュースで思い出すことがある。
 競艇にも予知が必要とされる。キツネの動物霊との会話が出来る私の友人のAが、私に競艇場の女性職員から、次のような夢の体験について質問されたが、お前ならどう解釈するかと質問してきた。
 その女性は自宅の庭に大きなアメリカの飛行機が墜落した夢を見たというのである。私はこの体験談をAさんを通じて聞いた時に一瞬アメリカの株が暴落するか、と思ったことがある。
 それがリーマン破綻世界株安ニュースの発表の新聞報道(平成二十年九月十七日)の約一ヶ月半前の七月中旬から八月の初めだったと思い、再度その時期をAさんに確認すると、やはりそのぐらいの時期だったと証言した。
 また、フルスピード証券番号「二一九九」、東証を意味すると思われる株を、キツネは「フルスピードで儲けて、おあげずしと酒を持って来れば良いが」と要求した夢を見たと証言した。この夢をどう判断するかと、私にも質問された。
 私は値上がりを意味していると返答した。
 この夢を参考にして、Aさんは暴落の日、当日朝一番に成行買いをした。
 買値一五万三〇〇〇円
 始 一五万三〇〇〇円
 高 一八万四〇〇〇円
 安 一五万二〇〇〇円
 終 一六万七〇〇〇円

 始値で買って当日の高値で売却したらしい。
 友人の夢の体験談はまだ続いた。
 二度目の夢では、電車が山の上に向って登っている、急な坂の線路を登るためか、電車のモーターが真っ赤に焼け、煙を出しながらも止まらなかった、という内容の夢だった。
 この夢に対して、私は典型的な株の値上がりを意味する夢だと返答した。
 この夢の体験をした友人Aさんの知人Eさんは、同じ暴落の当日の朝、この夢を電車の製造会社かもと思って、「証券番号六五〇五」の東洋電機製造の株を朝一番成行で二万株買った。
 株を買ったEさんは夢の体験者Aさんにも五千株でも買わないか、代金はその知人が出すからといわれたが、夢の体験者Aさんは買わなかった。運命のいたずらか。前回同様リーマン破綻報道の日、東証大暴落当日の朝、平成二十年九月十六日。
 始 二六五円「二万株成行買い」
 高 二八六円
 安 二六五円
 終 二八五円
 その当日の株式取引終了後に、ニュースで「日本電産による一〇〇%子会社化を狙うのか『TOB発表』」と流れた。
 十七日も十八日もストップ買いのまま値上がりし、どこまで値上がりするかわからない。
 夢だけをヒントにしたこの投資行動は偶然の出来事というだけはすまされない問題と思われる。
 東洋電機製造株の変動の様子は次のとおり。

 △1 十六日(火) 二六五円 二万株を成行買
           取引き終了後TOB発表
 △2 十七日(水) ストップ高
 △3 十八日(木) ストップ高
 △4 十九日(金) 五二五円
 ■5 二十日(土) 取引なし
 ■6 二十一日(日) 取引なし
 △7 二十二日(月) 始値五七五円 高値五七五円 安値五〇〇円 終値五三七円
 ■二十三日(火) 秋分の日

 夢の体験者からの報告によると知人は五三〇円で売却したとの報告を受けたが、夢をヒントに他人の夢の解説に成功したと証言した。
 私のドライブ旅行中の二回目の夢を意味していると思われる新聞報道は、読売新聞(平成二十年十月一日付)によると「米金融安定化法案否決、NY株暴落七七七ドル安、下げ幅史上最大、東京は四八三円安と一面トップで報道」である。
 私は毎朝三時に鳴る目覚まし時計が作動する前に、アルバイトの新聞配達が気になるのか、その直前に目がさめる場合が多い。十月三日の午前一時には、これまた典型的な株の暴落を意味する夢を体験した。
 雲に乗って移動するように山の上から下の方向に向って下り坂を下りていった、雪のないスキー場のような感じだ。過去の体験から、これからまだ株は大きく値下がり、暴落の可能性があると思えた。
 どこまで下がるのかの目安は、七日目に下げ止まるか反発するか、その一日手前の六日目に注目すべきであると友人に報告した。
 ▼1 十月三日(金) 東証一万一〇〇〇円割れ、三年四ヶ月ぶり(読売新聞十月四日)
 ■2 十月四日(土) 証券取引所休日
 ■3 十月五日(日) 証券取引所休日
 ▼4 十月六日(月) 東証一万五〇〇円割れ、世界株安拍車(産経新聞十月七日)
 ▼5 十月七日(火) 東証一万円割れ(産経新聞十月八日)
 ▼6 十月八日(水) 東証九二〇三円、株暴落九五二円安(読売新聞十月九日)
 ■7 十月九日(木) 東証一時二八五円反発、東証終値九一五七円(産経新聞十月十日)
 ▼8 十月十日(金) 東証八二七六円、株暴落史上三番目(読売新聞十月十一日)

 読売新聞十月十一日付の解説による、十日の東京株式市場についての一面トップ記事。
「東証暴落、終値八二七六円、下落率九・六%」(読売新聞十月十一日)
「平均株価」七日連続安三〇〇〇円起下げ。
 私の体験した夢を友人Aに話したところ、お前の夢は恐しいと言われ、そしてその知人Bさんに報告していたと証言した。あいつの夢は日本の経済をガタガタにすると、夢との関連性を無視出来ないことが良くわかったと、Bさんは友人Aに証言した。テレビニュース解説者が株価が下げ止まらないと連呼する日が続いた。

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