二兎追流 :美術と教育の間でたどり着いた、自分らしく生き抜くためのメッセージ

(著) 泉谷淑夫

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作品詳細

[商品について]
好きなことを追い求める人生があってもいい――。
「絵を一生の仕事にする」と決心した著者が、美術教師をしながら出会った生徒や恩師、印象深い出来事の数々。本書は、教育者として生徒に向き合った日々と、画家として制作に打ち込んだ活動を、作品と共にまとめたエッセイ集であり、泉谷淑夫の画業の一部を収めた作品集でもある。
画家として、教師としていかに生きるかを綴った本書は、美術教育とは何かについて考える内容にもなっている。
美術と共に生きたいと願う全ての方にお届けする一冊。

[目次]
はじめに
第一章 書き下ろしエッセー
 エピソード
 幼少時代
第二章 ギャラリー暦
 ギャラリー暦について
第三章 年賀状デザイン
 年賀状デザインについて
おわりに


[出版社からのコメント]
エッセイ集であり画集でもある本書は、また一人の美術教師の教育書でもあります。暗記や詰め込みのできない美術という世界は、子供たちの人間性に直接触れることができる他にはない機会だといえるかもしれません。画家・泉谷淑夫の作品や生き方と共に、美術が人にもたらすものについても様々に感じていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
泉谷 淑夫(いずみや・としお)
略歴(学業、職業、画業関係)
1952 神奈川県伊勢原市に生まれる
1974 第4回神奈川県青年美術展奨励賞受賞
1975 横浜国立大学教育学部美術科卒業(國領経郎教室)
1975 第10回神奈川県美術展特選受賞
1975 平塚市立大住中学校に赴任
1976 第11回神奈川県美術展準大賞受賞
1977 第12回神奈川県美術展大賞受賞
1982 第3回新星展第一席受賞
1982 第1回鈴廣かまぼこ板絵コンクール銀鈴賞受賞
1983 横浜国立大学大学院教育学研究科修了(國領経郎教室)
1984 第30回一陽展一陽賞受賞
1985 横浜国立大学教育学部附属横浜中学校に赴任
1986 第19回現代美術選抜展出品
1988 第9回横浜市新人の美術招待展出品
1994 第37回安井賞展入選
1994 岡山大学教育学部に赴任
1994 第1回金山平三賞記念美術展出品
1995 第3回現代の美術・今日の状況展出品(1999、2003も)
1998 第8回花の美術大賞展大賞受賞
1998 第1回トリックアート大賞展大賞受賞
1998 第4回小磯良平大賞展入選
2001 第47回一陽展 安田火災美術財団奨励賞受賞
2002 第53回岡山県美術展大賞受賞
2002 第6回小磯良平大賞展優秀賞受賞
2003 第21回損保ジャパン美術財団選抜奨励賞展出品
2007 伊勢神宮式年遷宮記念美術館特別展『月・歌会始御題によせて』出品
2010 『アーティストファイヴ・岡山2010展』洋画部門代表出品
2012 天神山文化プラザ50周年記念展『美へのまなざし』出品
2013 第10回小磯良平大賞展入選
2014~17 『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)全7巻の装丁・装画担当
2015 安芸高田市・八千代の丘美術館で『美しい驚き・泉谷淑夫展』開催
2015 公募団体ベスト・セレクション2015(東京都美術館)出品
2016 第30回記念個展(横浜高島屋美術画廊A)
2017 岡山県奈義町現代美術館で『美しい驚き・泉谷淑夫展』開催
2018 大阪芸術大学美術学科に赴任
2018 第32回個展(ギャラリー倉敷)
2019~20 池田20世紀美術館で『美しい驚き・泉谷淑夫の世界展』開催
現在  大阪芸術大学教授 岡山大学名誉教授 一陽会運営委員 岡山県美術展審査員

略歴(美術教育、講演、出版関係)
1983 『ブラックボックスと美術教育』で教育美術賞佳作賞受賞
1984 開隆堂『中学校美術』著者
1992 開隆堂より教授用資料『鑑賞教育の実践-見る喜び・知る楽しさ』出版
1994~95 月刊『美育文化』誌上で「名画をめぐる表現連鎖・考」連続11回連載
1996 日本文教出版『中学校美術』著者
1997  日本文教出版より鑑賞用ビデオ『作家シリーズ・創造の原点』全10巻出版
    (埼玉大学・小澤氏との共著)
1998 倉敷市立美術館で『絵との楽しい付き合い方』を連続4回講演
1999 日本文教出版より鑑賞用テキスト『美との対話-鑑賞への誘い-』出版
1999 泉谷淑夫作品集『楽園の寓話』(エルテ出版)刊行
2002  日本文教出版より鑑賞用ビデオ『続・作家シリーズ・創造の原点』全10巻出版
    (埼玉大学・小澤氏との共著)
2005  日本文教出版より教授用資料『琳派鑑賞法-光琳「紅白梅図」屏風を中心に-』出版
2006  博雅堂出版より[おはなし名画シリーズ]『琳派をめぐる三つの旅-宗達・光琳・抱一-』
出版
2006 岡山市の夢二郷土美術館で『比較鑑賞で楽しむ夢二式美人』を講演
2007 泉谷淑夫作品集『羊の惑星』(エルテ出版)刊行
2007 三元社より『日本美術101鑑賞ガイドブック』出版(共著)
2008 三元社より『西洋美術101鑑賞ガイドブック』出版(共著)
2008  月刊『美術の窓』10月号の「技法講座・猫をうまく描く」に「極細筆による猫の体
毛と月の逆光表現」を寄稿
2010 岡山市天神山文化プラザで『私を導いた7人の作家』を講演
2012 福井市立美術館で『私の絵画制作における発想力や構想力の展開』を講演
2013 長崎県美術館で『鑑賞教育の必要性と比較鑑賞の有効性』を講演
2014  岡山シティ・ミュージアム開催の『ミュシャ展』で『ミュシャが長く愛される理由』
を2回連続講演
2014 茨城県近代美術館で『鑑賞教育の必要性と比較鑑賞の有効性』を講演
2015  東京都美術館の『公募団体ベスト・セレクション展』で一陽会を代表してアーティス
ト・トーク
2016 泉谷淑夫作品集『美しい驚き』(出版芸術社)刊行
2016  Book Way 宮脇理監修『アートエデュケーション思考』(共著)に『私の鑑賞教育実
践−40年の軌跡−』を寄稿
2017 奈義町現代美術館アーチスト×カフェで『泉谷淑夫・羊をめぐる冒険』を講演
2017  月刊『美術の窓』の8、9、10月号「技法講座」に「構図にこだわった構想画を油彩で描く」
を3回連続寄稿
2018 『美の巨人たち』に尾形光琳の《紅白梅図》屏風の構図解説で出演
2018 友松会創立130周年記念総会で『美しい驚き・私の絵画制作と鑑賞教育』を講演
2018  泉谷淑夫画業50周年記念エッセー『二兎追流-たくさんの幸運と出会いの中で-』

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