人麻呂の情感にふれる

(著) 寺島利尚

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作品詳細

[商品について]
―その真実のこころは、いずこにあったのか―
その生没年から経歴に至るまで、これまで明らかになっていない要素が多く、「謎の歌聖」と呼ばれることもある歌人、柿本人麻呂。しかし、日本に現存する最古の歌集である万葉集には、人麻呂作の和歌が多く、この当時、万葉集の編集に当たった人たちが人麻呂に対して特別な思い入れを抱いていたことがうかがえる。ーー本書は、そんな人麻呂本人の心が忠実に歌われているであろう歌を取り上げながら、その真の心はどこにあったのかを求めた一書である。時に独自の文字を使って自身の思いを歌い上げた人麻呂の作品、そして人生に鋭く迫る。

[目次]
はじめに
第一章 怨霊鎮めのための人麻呂神社
第二章 「雪・驪」と「白フクロウ」
第三章 「玉藻刈」と表記の問題
第四章 「羈」は「自由にならない身」の意
あとがき
主な参考文献・辞書類など
【著者プロフィール】

[担当からのコメント]
作品に込められた真意を知るには、時にその作品だけを見つめるのではなく、作者の人生や、その人の生きた時代背景を知ることも重要です。そういった意味で、本書はまさに柿本人麻呂の歌に込められた真意に迫るための重要な一冊となっています。ぜひ、ご一読ください。

【著者プロフィール】
寺島 利尚(てらしま としなお)
長野県出身。昭和12年2月22日生。
23歳より15年間証券界在籍。学習塾・予備校開設後、万葉集ほか古典弦誦。
元目白学園女子短期大学(現目白大)国語国文科講師11年間。
元横浜山手女子中学高等学校顧問(講師派遣6年間)。他校にも講師派遣。
著書・論文等『古典語飛石づたい』。「良寛の歌語から外された玉藻刈る」『良寛酒ほがひ』(共著)文化書房博文社。『校注沙石集』(共著)武蔵野書院。『野村胡堂とハナ夫人』牧歌社。「志賀白水郎歌と憶良歌の節奏」・「梅花の歌群用字考」・「家持歌の用字についての一考察」など十数編。

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