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仏さまよりたまわるこころ：南無阿弥陀仏、そのままでいい

(著) 西光義秀

作品詳細

［商品について］
―念仏をとなえる心を知る―
いのちは必ず終わるという当たり前のことを、ふだん意識することはほとんどありません。大切な人の死によって当たり前だった日常が変わり、初めて現実を直視することになっても、時がたつにつれて記憶や辛さが薄れていってしまいます。それが人間です。
愛するものが知らせてくれた真実さえも忘れ去ってしまう、ありのままの人間は、仏法を聞いてもいい加減な聞き方しかできません。
だからこそ、南無阿弥陀仏と称えることが必要なのです。
本書は、浄土真宗本願寺派の住職として長く仏につかえてきた著者が、「阿弥陀さまのこころにまかせよ」「念仏せよ」という思いを伝えるために、自身のブログの中から記事を選び、整理・加筆して一冊にまとめた作品です。
厳しい現実を生きる今の世こそ、多くの方にお届けしたい一書となっています。

「目次］
プロローグ
われも六字のうちにこそ住め
迷いの凡夫が、亡者を供養？
供養は心を込めて敬う気持ちから
墓・遺骨への思いを念仏に
変わらない真実はどこにある？
私が心に留めておくべきことは
第一章　南無阿弥陀仏のこころ
凡夫が仏になるために
占いや祈祷、現世利益を求めない教え
「仏道を歩む」とは？（上）
「仏道を歩む」とは？（下）
「人」ではなく、阿弥陀如来のこころをいただく
苦や悩みを受けとめてくれる人との出遇いに感謝
お育ていただいた末のいただきもの
初めての阿弥陀さまとの出遇い
苦楽も正邪も阿弥陀さまの願いのなか
善悪の基準は、阿弥陀さまのおこころ
阿弥陀さまの智慧と慈悲は私のために
大きな願いは成就しています
さとりのすべてを与えてくださる
仏心よりさずけられるのが信心
必ず救う、われにまかせよ
阿弥陀さまをどこまで嘆かせ続けるのか
どこまで阿弥陀さまを泣かせるのか
これ以上、慮(おもんぱか)ってくださる方はほかになし
私を願い続けてくださっている
阿弥陀さまをいつまで待たせるのか
幸せって何？
マイナスがプラスに。闇に光が……
すべておまかせだから、すべきことがある
無始よりこのかた
ただただ、南無阿弥陀仏
第二章　求道の歩み
「聴聞」ということ
まことの道は無理な教えではない
如来の本誓は機に応ぜる
念仏に出遇ってこそ意味ある人生
仏法の先達、同行を求めよ
他力のよきこころに出遇う
法話は聞かねばならない話、聞くべき話
阿弥陀さまの耳と目をいただいて聞く
念仏と聴聞を欠いた求道なし
まずは、口に念仏を称えること
念仏あっての読経ボランティア
みなそらごとたわごと
業報にさしまかせて、ひとへに本願をたのむ
たまわる信心
阿弥陀さまのこころをさえぎる心
いつも悪いのは他人、私は善人
我執を仏法にさらす
仏法の鏡に映しだされた自分を見ながら生かされている
仏法を聞けない心を吐き出せ
聖教と自身と同行に問う
法をよりどころにした自らをよりどころとせよ
まもられほめられ、仏になる利益
わが身に向かって「わが信や如何に」と問う
第三章　称名念仏とともに生きる
阿弥陀さまから差し向けられて
仏法への手引きをしてくださる人を
何にもまさる法話は？
ゾウリムシと同じ？
自動誘導されてゆく仏道
ふだんから念仏を、聴聞を
総じてもって存知せざるなり
念仏への誤解
日常生活のなかで称名念仏を
なぜ、念仏を称えない？
生活の中で仏法に心がかかるのが称名念仏
念仏への違和感に向き合う
念仏の称え心
何もわからなくても称えられるのが念仏
ムダと思う人生も念仏のタネになる
称名念仏は自分の耳に届くように
うれしいときも悲しいときも南無阿弥陀仏
ねてもさめても、いのちのあらんかぎりは
「念仏者」の自覚がなくても
念仏は日常の仏教生活
念仏する者におのずとそなわるものは？
エピローグ
よき仲間に支えられて
まず、仏智を疑う身となれ
後生の一大事の荷を下ろしたら、次の荷を背負う
思うた心が、みな自力
往生は投げた投げた
最後に
著者略歴

［出版社からのコメント］
災害や事故、コロナウイルスなど、私たちは突如として思いもよらない別れを経験することがあります。うろたえて、悲しんで、やがて日常に戻っていくその時に、別れはどのような形で自分のなかに残っていくでしょうか。仏教徒もそうでない方も、この大切な問題と向き合うために、本書は等身大の人間の目線で分かりやすく語りかけます。ぜひ多くの方に手に取っていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
西光 義秀（さいこう・ぎしゅう）

１９５５年、奈良県に生まれる。龍谷大学大学院博士課程社会学専攻修了。
龍谷大学講師、九州龍谷短期大学教授を経て、築地本願寺に奉職。
現在、浄土真宗本願寺派萬行寺住職、本願寺派布教使。

E-mail gsaiko@gmai.com
Blog　「畢竟依を帰命せよ」
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