仏にまなぶ日本のこころ:宮本亨一法話集

(著) 宮本亨一

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作品詳細

[商品について]
―迷いの雲の晴れたる世界―
日本人は、神仏の教えの中で生きてきた。その教えは日々の暮らしの中に溶け込み、行事や様々な風習となって人々の心を支えてきた。
本書は、石雲寺三十四世として長く仏の道を歩んできた著者が、仏の教えと先人が培ってきた日本の心を、堅苦しい言葉は使わずに語った「読む法話」である。
仏の教えには、世に迷う人々の求める「生きる道」がある。
不安と断絶が蔓延する今こそ、多くの方にお届けしたい一書となっている。

「目次]
刊行にあたって
日本独特の伝統的な信仰の「神道」
 仏教の伝来と神仏習合
 神仏習合
 神像の出現
 祭り型の神道
 星の街仙台 鬼門封じ
 快気を祝う
 正月と節分の起源
 幸福とは 利他行の実践
 節句・節供
 庚申塚
 福の神と貧乏神
 惜しい廃仏毀釈
仏教の伝来が中世の文化に貢献(禅宗)
 仏教 仏陀になるための教え
 原始仏教の成立
 仏陀のヒューマニズム
 仏教成立の社会的背景
 苦行の釈迦 出山の釈迦
 彼岸
 釈尊の教え
 伊呂波歌
 末法の世の到来
 浄土教と法然の思想
 親鸞の思想 法然上人との出合い
 禅宗
 道元の天童如浄との巡り会い
 天童如浄の禅
 道元の身心脱落と修証一如
 禅の専門道場 永平寺の建立
 曹洞禅の初祖道元の只管打坐
 日蓮宗 法華経の発見
 本門の題目 池上の入滅
ヘブライズムの思想
 ユダヤ教の成立と迫害
 神との契約
 キリスト教の成立と新しい契約
大崎市松山郷の歴史の一考察(志田郡南部のうち松山・鹿島台)
 長世保の松山郷
 板碑が物語るもの
 輪廻転生
 奪衣婆(葬頭河婆さん)
 板碑が教える歴史
 怙恃
 般若心経の肝心なところ
 山伏と一休禅師との禅問答
 知恵と慈悲
極楽(西方)浄土
あとがき
《参考文献》
著者略歴

[出版社からのコメント]
地震や水害など、近年猛威をふるう自然災害の中でも、人々が利他の心で助け合う姿を見ると、日本のこころは未だ失われていないと感じます。私たちの心の中には、先人が培ってきた助け合う文化が眠っていますが、多くの方がそれに気づかずにいるのだろうと思います。
仏の教えを通じて、多くの方が、私たちが心で継承してきた文化への気づきを得ていただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
石雲三十四世
宮本亨一和尚

  誕辰 昭和七年十一月十三日
  嗣法 受業師 当寺三十三世 宮本制一師
     法幢師 大河原『繁昌院』大川玄道師
  修学 昭和二十六年三月 古川高等学校卒業
     昭和三十年三月  駒沢大学文学部
             地歴科地理専攻卒業
  入院 昭和五十三年二月十四日
   ※権大教師補任        (平成九年六月)
    黄恩衣被着許状        (同九年八月)
    曹洞宗總和会宮城県支部長就任 (同十年五月)
  第五十回記念總和会東北大会『青森県浅虫・海扇閣』で「大本山總持寺の隆昌を襲い、總和会及び宗門の大いなる飛躍を期する方途は如何」をテーマに宮城県代表として従来考えていることを大会で意見発表 (同十一年六月)
  古川人権擁護委員協議会会長〔古川市他十三町〕
                 (同十三年五月)一期
  宮城県人権擁護委員連合会副会長(同十三年六月)一期
  東北六県人権擁護委員協議会理事(同十五年六月)
  古川人権擁護委員協議会会長〔古川市他十一町〕
                 (同十六年四月)二期
  宮城県人権擁護委員連合会副会長
                 (同十七年四月)二期
  茂庭会会長          (同十七年四月)
  『菩提寺の聖典』出版
    米沢から移転四百年記念事業(同十七年九月)
  松山入町老人会「長寿会」会長 (同十八年三月)四期
  古川人権擁護委員協議会会長〔大崎市他四町〕
                 (同十九年四月)三期
  古川人権擁護委員協議会会長 停年退職 法務大臣 森
  英介より感謝状授与さる   (同二十一年六月三十日)
退院 石雲寺三十四世東堂就任   (同二十二年六月一日)
  茂庭武将隊隊長        (同二十三年九月)二期

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