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伝説とロマンの里―北能登の風土と文化

(著) 西山郷史

作品詳細

目次
第一章　ゆかりの人々
１　方道(ほうどう)（法道(ほうどう)）仙人(せんにん)と役小角(えんのおずぬ)
２　泰澄(たいちよう)大師(だいし)
３　行基(ぎようき)菩薩(ぼさつ)
４　大伴家持(おおとものやかもち)の歌・伝説の歌
５　長浜の浦・景勝地の和歌
６―１　弘法大師―見附島(みつけじま)・法住寺―
６―２　弘法(こうぼう)清水(しみず)
６―３　食わず芋(いも)、苧柏(お　がせ)
６―４　蚊封じ
６―５　弘法榧(がや)・豆殻(まめがら)太鼓(だいこ)
７　酒屋家と火伏せの秘歌
８　西行(さいぎよう)法師(ほうし)
９　女性たちー巴(ともえ)御前(ごぜん)・姫・局(つぼね)などー
10　平時忠(たいらのときただ)
11　平(たいらの)時忠(ときただ)の子孫、一族の歌
12　源義経(みなもとのよしつね)
13　義経の家臣、海尊(かいそん)・弁慶(べんけい)
14　平家・源氏の里
15　虎(とら)御前(ごぜん)と蟹寺(がんでら)
16―１　白(しら)比丘尼(びくに)の故郷(ふるさと)
16―２　白(しら)比丘尼(びくに)と椿
16―３　白比丘尼杉
17―１　阿部(あべ)判官(はんがん)と判官像
17―２　黒峰落城と阿部判官
17―３　判官周辺の人々
18　唯信(ゆいしん)房(ぼう)・唯観(ゆいかん)房(ぼう)兄弟
19　友末(ともすえ)六郎衛門(ろくろえもん)と御詠歌(ごえいか)額(がく)
20　麒山(きざん)瑞麟(ずいりん)和尚とひろぎ道
21　新福寺(しんぷくじ)祐照(ゆうしよう)と近藤(こんどう)勇(いさみ)
22　阿武之(おうの)松(まつ)緑之助(みどりのすけ)・第十三代木村庄之助(しようのすけ)
23　塩田復活にかけた人々
24　鈴木大拙(だいせつ)の珠洲
25　久田(ひさだ)船長
第二章　神々と祈り、動物話
１　式内社(しきないしゃ)・加志波良(かしはら)比古(ひこ)神社・法住寺白山神社
２　古麻(こま)志(し)比古(ひこ)神社
３　須須(すず)神社
４　内浦の寄り神
５　外浦の寄り神・来訪(らいほう)神(しん)
６　雲津(もず)白山と藤原仲実(ふじわらのなかざね)歌碑
７　三崎権現の巡行
８　二つの舞台―神事(しんじ)能(のう)、早船(はやふね)狂言(きようげん)―
９　雨乞(あまご)い・祈雨(きう)
10　ガンノコ石と雨乞(あまご)い
11　龍、大蛇伝説
12　蟹報恩(ほうおん)と八淵(やぶち)（矢淵）の蟹
13　椀貸(わんか)し伝説とキツネ
14　キツネの嫁入り
15　ミズシ（水主・河童）
16　喜太郎ムジナ
第三章　諸仏、参詣、板碑、塔と塚
１　薬師概説・像法(ぞうほう)・『梁塵(りようじん)秘抄(ひしよう)』
２　能登十二薬師、能登十七作物名薬師
３　能登十二薬師・桜木(さくらぎ)・浜田(はまだ)・米山(よねやま)
４　九ノ里(くのり)薬師
５　宗末(むねすえ)薬師
６　白滝薬師・目薬
７　十二社・従二(じゆうに)社・十二神将
８　真宗寺院の法宝物
９　観音菩薩・村堂・馬頭(ばとう)観音
10　高坐山(たかくらざん)高勝寺（現　翠雲寺(すいうんじ)）
11　白雉山(はくちざん)岩倉寺
12　観音　琴江院
13　門徒宅本尊
14　村堂の仏たち
15　地蔵菩薩
16　虚空蔵(こくぞう)菩薩・仁王・二天
17　能登国三十三観音と御詠歌
18　諸橋(もろはし)三十三観音巡礼
19　二十一ヵ所巡礼
20　真宗門徒の旅と教養
21　石造層(そう)塔(とう)
22　板碑(いたび)・五輪塔・宝篋(ほうきよう)印(いん)塔(とう)
23　巡礼供養塔
24　庚申(こうしん)信仰・庚申塔
25　経塚
26　大乗(だいじよう)妙典(みようてん)塔(とう)ほか
27　行人(ぎようにん)塚(ずか)・七ツ塚
第四章　城址、旧家、碑、民話
１　鵜川館、天呑(てんのみ)城、棚木(たなぎ)城
２　松波城、行延(ゆきのべ)城、立壁(たてかべ)城
３　飯田城
４　正院城
５　米山(よねやま)城、五十里(いかり)城、南志見(なじみ)・渋田(しぶた)城
６　十二(じゆうに)名(みよう)、八(はち)名(みよう)、草分(くさわ)け
７　七(しち)刀祢(とね)、七(しち)岡田(おかだ)、庄司(しようじ)・正司(しようじ)
８　旧家・黒丸・上時国・時國・中谷家
９　旧家の流れ
10　名園
11　和歌の碑
12　芭蕉(ばしよう)句碑
13　句碑
14　地方力士の碑
15　猿鬼伝説
16　田ノ浦の天女
17　百合若(ゆりわか)伝説
18　嫁礁(よめぐり)
19　恋路物語
20　三匹のアブ
21　引砂(ひきすな)のさんにょもん
22　滝之坊(たきのぼう)話
第五章　自然景観、往来、産業、文化
１　宝立山(ほうりゆうざん)、阿弥陀(あみだ)山(やま)、山伏(やまぶし)山(やま)
２　三崎、岬
３　九十九(つくも)湾(わん)、弁天(べんてん)島(じま)、島々
４　滝、川
５　千体地蔵、羅漢(らかん)山(やま)、仏(ほとけ)石(いし)
６　さまざまな岩、千畳敷
７　タブ・タビ・タモ
８　さまざまな松
９　宝暦(ほうれき)杉、仏(ほとけ)杉、大杉
10　椿、桜、藤
11　珪化(けいか)木(ぼく)公園　藤の瀬甌(おう)穴(けつ)群　平床(ひらとこ)貝層
12　火打ち（燧(ひうち)）石、鉄砲石、木葉(このは)石
13　若山荘(わかやまのしよう)四至、珠洲・鳳至郡境
14　三崎の本澗(ほんま)と三蔵の「松前行き」
15　雁の池(がんのいけ)、みそ池、ため池
16　ドウブネ・船(ふな)絵馬(えま)
17　能登の揚浜(あげはま)式製塩
18　広見(ひろみ)、道路元標(げんぴよう)
19　橋さまざま
20　二・七(に　しち)の市
21　日和山(ひよりやま)、灯台(とうだい)
22　飯田港とかもめ・シグナス
23　能登線・沿線の駅
24　映画の舞台―「忘却(ぼうきやく)の花びら」から「ひとにぎりの塩」―
考古遺跡めぐり
あとがき
著者略歴


著者略歴

西山郷史（にしやま・さとし）

１９４７年　石川県珠洲市飯田町生
静岡大学・大谷大学大学院修士課程(仏教文化)修了、石川県高等学校教員(羽咋工業、宇出津、飯田)、珠洲市立珠洲焼資料館館長、加能民俗の会副会長などを経て、現在真宗大谷派西勝寺住職、(財)石川県埋蔵文化財センター評議員・日本宗教民俗学会委員。

【著書】
『蓮如と真宗行事』(木耳社)、のち『蓮如と真宗行事-能登の宗教民俗』、『蓮如上人と伝承』(真宗大谷派金沢別院)、『能登国三十三観音のたび』(能登ネットワーク）、『伝説とロマンの里』（飯田高校百周年実行委員会）、『珠洲散策のーと』（珠洲市観光ボランティアガイド）、『妙好人千代尼』（法藏館）、『とも同行の真宗文化』（臥龍文庫）

【編著書】
『蓮如さん-門徒が語る蓮如伝承集成』(橋本確文堂画出版室)、『奥能登のキリコまつり』(奥能登広域圏事務組合)、『能登のくに-半島の風土と歴史』(北國新聞社)、『図説能登の歴史』(郷土出版社)、『写真アルバム能登半島の昭和』(いき出版)、『能登の揚浜塩田』(奥能登塩田村)