住空間のコンセプトとバリエーション: 「ものとしての住宅」と「文化としての住まい」
(著) 灰山彰好
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「構造物としてみれば、住宅は単純で軽微な構造物であるが、一方、文化的生産物としての住まいは、世界各地に残る伝統民家からモダーン、ポストモダーンの新作まで、きわめて精緻かつ多様な様相を示す。〈ものとしての住宅〉と〈文化としての住まい〉の間のギャップの大きさは、人々の精神生活の面でのこだわりの複雑さを示唆しているといえる。(中略)本書において筆者は、郊外住宅団地の戸建て住宅を対象にして、メーカーとは別の立場(住宅ファッションから距離を置き、現実から学ぶ姿勢を自らに義務づけている)から、今日の住宅の見かけの多様さの奥に潜む〈文化の相〉の解読を試みようと思う。」(本書「はじめに」より)
【著者プロフィール】
灰山 彰好(はいやま・あきよし)
工学博士
1941年 広島県に生まれる
1963年 広島大学工学部建築学科卒業
1966年 広島大学大学院工学研究科修士課程修了
1966年 広島大学工学部
1993年 広島女学院大学
その後、広島女学院大学教授に就き、2006年3月に退職
著 書 都市の風水土・都市環境学入門
(共著、朝倉書店)
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