僕たちの、青い空

(著) 坂元達男

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作品詳細

[商品について]
この園には、さまざまな事情を抱えた子どもが集まってくる。
小さな胸に寂しさと不安を抱えながら、園長やロッテンマリア先生、園の仲間に囲まれて、前を向いて懸命に生きようとする子どもたち。
それでも、子どもを翻弄する大人の事情、卒園と就職、ときに残酷な牙をむく現実は、多感な心を押しつぶそうと重くのしかかる。
どうしようもない怒り、悲しみを乗り越えて成長する子どもたちを温かい筆致で描いた、やさしく美しい物語。

「目次]
一、いじめっ子
二、ロッテンマリア先生
三、リーダーの死
四、また、夜があける
五、ニューリーダー
六、進 路
七、喜びと、悲しみと・・・
八、僕たちのお母さん
九、白いボールに、友情をこめて
十、章の決意
十一、白いボタン、そして、それぞれの道に
十二、月日は、過ぎても・・・
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
家族や友情、自分の未来など、多感な時期の子どもたちがそうであるように、本書の子どもたちも多くの悩みや不安を抱えています。ただ、家族の愛情に恵まれず、社会に生じる歪みのしわ寄せの中で生きて行かざるを得ない彼らは、他の子どもたちよりも厳しい現実に直面する機会が多いことも確かです。
物語の子どもたちは、それでも前に進もうとします。彼らがどのように成長していくのか、ぜひ温かく見守ってあげてください。そして現実に彼らと同じ世界を生きる子どもたちの中に、彼らの姿を見つけていただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
坂元 達男(さかもと・たつお)
1937年宮崎県都城市に生まれる。
10代の頃から文章が好きで書店巡り。中学を卒業後就職、会社の同僚で形成する機関紙に小説(短文)エッセイ・詩などを書きまくる。
20代の頃、自分自身を磨くのに何が必要かということに目覚め、それには学問が第一と1961年25歳にして定時制高校(夜学4年制)に入学。
卒業後結婚、一男一女を授かるが1989年離婚。
現在、知的障がい者の息子と二人暮らし。
障がい者関係の活動に奮闘中。都城支部発行(育成会だより)に活動状況、エッセイ、と苦戦。

・宮崎県手をつなぐ育成会都城支部長
・都城市障がい者団体連絡協議会 監事
・好きな言葉 静寂
・尊敬する人 オードリー・ヘプバーン

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