僕はエースだ:つれづれ人と雄犬「狆」の物語

(著) 翠川一秋

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作品詳細

[商品について]
―僕は犬だ。名前だってある―
ご主人様からは「エース」と呼ばれている小型犬の「僕」は、ご主人様と奥さん、二人の子どもである小さな兄妹と一緒に暮らしている。
溺れそうになったり、泥棒に出会ったり、ネズミ捕ったり結婚したり・・・、「僕」もいろいろあるけれど、人間の世界も大変そうだ――。
人に寄り添わなければ生きていけない犬ならではの視点で、ご主人様とその家族の人間模様を描く、命と命の絆の物語。

「目次]
牧野家の人々
こだわり
ぶん太のケガ
水  泳
外  泊
メロンとピュア
よしばあちゃん
僕の結婚
翔太君
惣一郎さん
葉子さんの風邪
ネズミ捕り
翔太君の恋
シモン
中山美容院
泥棒
散  歩
菊田勇介さん
再  会
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
現代では、犬は単なるペットではなく家族の一員として受け入れられることも多いようです。その一方で、人間の都合で不幸な目にあう犬も少なくはありません。本書の語りては犬ですが、人との絆をより必要とする「僕」の目線は、私たちの社会が必要とするものをより鮮明に映し出しています。愛らしい「僕」の日々を楽しみながら、ぜひ支え合って生きる「いのち」についても本書を通じて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
翠川 一秋(みどりかわ・いっしゅう)
1942年 長野県生まれ
以前、少年自然の家の所長をしていた時、50人ほどの親子を集め、著者の創作話を著者自身で語り聞かせた。最初騒いでいた子供達が、だんだんと静かになり、やがて真剣なまなざしで著者の顔を食い入るように見つめて聞いていた。30分ほどの話が終わると、一斉に拍手が湧き起こった。
このことがきっかけとなり、小説を書き始めた。

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