化学薬品の夜明け:理学所御備試薬品目録の復刻

(著) 藤田英夫

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作品詳細

[商品について]
―日本の化学史に刻まれた一つの道標―
京都大学の源流といえる大阪舎密局。
本書は、大阪の舎密局や理学所において実践された西欧式実験科学教育について、その遺産ともいえる理学所御備試薬品目録を復刻したものである。
当時の実験化学教育の一端を明らかにするとともに、試薬品類の概数だけでなくどのような試薬品が使われたかを知る上でも貴重な資料となっている。

[出版社からのコメント]
正倉院の目録が当時の時代の様々なことを明らかにするように、本書の目録も日本の明治時代の化学教育・研究の一端を知ることが出来る点で、貴重な資料になっています。目録から当時の様子に思いを馳せながら読んでいただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
藤田英夫(ふじたひでお)
1943年兵庫県三木市にて生まれる
1962年京都大学教養部化学教室に勤務
1966年立命館大学法学部(二部)卒業
1968年出口安夫教授(故、京都大学名誉教授)に師事して、電子スピン共鳴法( ESR )主専攻
1971年立命館大学理工学部基礎工学科(二部)卒業
1992年機構改組により、総合人間学部自然環境学科所属
1996年京都工芸繊維大学博士(学術) 取得
1998年日本化学会にて、化学教育有功賞を受賞
1998年文部省訓令初制定にて、技術専門官を拝命
2003年京都大学を定年退職
2003年若狭湾エネルギー研究センター、京都大学国際融合創造センター等に勤める
2004年年金生活、借地農園で野菜、果樹栽培を楽しむ
2000年~2011年京都薬科大学にて、非常勤講師(科学史)

著書
気体材料一気相ESR (分担)、『素材のESR 評価法』
大矢博昭、山内淳編(IPC出版、1992年)
『大阪舎密局の史的展開京都大学の源流』(思文閣出版、1995年、オンデマンド版、2019年)

編著
『科学と青春の軌跡焦土に息吹いた三高生の化学クラブ』(せせらぎ出版、1999年)
化学史学会編(分担)、『化学史事典』(化学同人、2017年)、『EPR(ESR)スペクトル集超微細構造の世界に魅せられた半世紀』(私家版、2018年) .

論文
J. C. S. Faraday Trans 1, 77, 2077-83(1983),日本化学会誌,1989, 1512-15,日本海水学会誌,61, 281-85(2007),他に多数の共著論文がある

所属学会
日本化学会、電子スピンサイエンス学会、化学史学会(評議員)

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