北の回帰線:北岡信夫短編小説集

(著) 北岡信夫

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作品詳細

[商品について]
―北の大地から吹く風は、とても人間らしい―
フリーのジャーナリストとして活躍する大路弥真一は、大学の後輩で気のおけない親友であり東京の大手銀行に勤める越坂圭吾に、あるコンサートで出会った女性、野中菊枝を紹介する。真一は知性的で敬虔なクリスチャンである菊枝に惹かれつつも、病の妻をもつ身から菊枝への思いを胸に秘め、一方同じように病の妻をもつ圭吾は菊枝への思いを隠すことなくぶつけていく。菊枝は真一に惹かれながらも圭吾との愛を進展させ、真一は二人を見守り続けたが、やがて予想外の結末を迎えることになる――。ふるさと北海道を離れてから半世紀の激動の日々を生々しく描いた自伝的小説「ふるさとの風」北海道を舞台に交錯する3人の男女の愛と人生を描いた「哀しみのむこうに」の2編を収めた作品集。

[目次]
前書きにかえて
一、ふるさとの風
二、哀しみのむこうに
著者略歴

[出版社からのコメント]
文学作品には多くの楽しみがありますが、作者を通じて普段は出会うことのない人や人生を知ることができるということも、その一つに入るのではないかと思います。人生の中にある様々な出会いの一つとして、本書を多くの方に楽しんでいただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
北岡 信夫(きたおか・しのぶ)

本名森川忍。
1937年北海道小樽市に生まれる。
1956年道立小樽潮陵高校卒業。
1957年早稲田大学第一政治経済学部入学。
1961年同卒業。同年貿易業界に従事。
1972年東京の私立高校に勤務。
1999年同退職。

2000年文芸社より長編小説『永遠(とわ)に続く祈り』を刊行。
2001年中国人民文学出版社より中国文の同書を出版。
2003年文芸社より長編小説『癒された虜囚の魂』を刊行。
2004年9月中国人民文学出版社より中国文の同書を出版。
2004年長編小説『バルカンの嘆き』を文芸社より出版。
2020年アマゾン・22世紀アート社から上記二作の改題である『バルカンの血涙』、『鬼から真人間に還った魂の転変の道筋』、『バルカンの血涙』が電子書籍化された。

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