北イタリア物語: 青いメロディが聞こえる

(著) 高野ジョウ

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作品詳細

「大聖堂のステンドグラスの下で神妙な顔つきになっても、やはりすぐに外の晴れやかな空気を吸いたくなる。森や野原。湖や青い海。そこにある『素朴な暮らし』。多分、それは遠い昔から体の中にある『心の声』のようなもので、今でも聞こえる『青いメロディー』と言えるかも知れない。」(本文より)

「大成功」も「大悲劇」もないが、「美しいメロディー」が流れる、そんな物語。
北イタリアを舞台に、そこで生活する個性豊かな人々の、日常と心の機微を描いた中編小説。
いま生きるイタリア人の姿と、北イタリアの風光に心が温まる——

「ロンバルディアの大地の下をアルプスの伏流が行くように、それはひたひたと弛みなく往く。」(本文より)

【著者プロフィール】
高野 ジョウ(たかの・じょう)
早稲田大学文学部西洋史学科卒業。
株式会社東急百貨店に29年間勤務。
その間、ミラノ駐在員、タイシルク「ジム・トンプソン」のバイヤーなどを歴任。
現在、岩手県は花巻市に在住。
著書『ゴンドリエーレは唱う』(文芸社刊)

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