北京の八〇〇日: 写真記者常駐特派員が見た”近代化元年”の中国
(著) 越石建夫
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『近代化』『近代化』と草木もなびく中国。その建国三十周年を迎える一九七九年九月から、婦国する八一年十一月まで二年三ヵ月を、初の写真記者常駐特派貝として北京で生活しました。
日本から中国への旅行者はこの数年で急増し、昨年は十一万人。北京を知る人も大変増えています。だが、北京の庶民の生活は意外と知られていないと思います。
滞在中、北京駐在という条件を生かすため、地方旅行はなるべく避けて北京に留まり、旅行者では見られ
ない北京を見てやろうと心掛けたつもりです。幸い私が一年問住んだホテルが、北京の下町の一角にあった
ので、休日はこの界隈を目的なくプラプラしながら、わずかであるが庶民たちの姿に接することが出釆たわ毛です。
(本文より)
【著者プロフィール】
越石 建夫(こしいし・たつお)
1936年2月東京世田谷に生まれる。
1956年東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。
同年、社団法人共同通信社に人社、本社写真部、名古屋支社、福岡支社に勤務、写真取材に当る。
1965年初の訪中取材、76年8月唐山地震直後に訪中し北京など各地を取材。毛沢東主席の死去
に遭遇する。
1979年9月から81年II月まで北京特派員。
現在、写真調査部長。
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