古民家を借りて夢の田舎暮らしをしよう 私と家族の「満天壮」日記
(著) 芳賀久美子
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―春夏秋冬、花鳥風月、「いいなあ」「いいね」―
車で自宅から片道二時間半、手つかずの自然の残る長野県の開田村にある築百年の古い民家。持ち主に何度もお願いをしてようやく借りることができたこの大きな家を、私たちは「満天荘」と名付けた。春になっても雪の残る標高1200メートルの高原で、夫や娘夫婦、そして孫たちと、長年の夢だった田舎暮らしがいま始まるーー木曽福島の豊かな自然の中でのんびり気ままにワクワク過ごす、人生を楽しむナチュラルライフ・エッセイ。
[目次]
夢がひとつ叶った
夢が現実に、巡り合わせの糸が
一方的にお願いし続け、ついに
拠点満天荘でワクワク
春
四月なのに、まさかの雪景色
自分たちで作って食べる
一日中雪に降り込められる
晴れたら雪崩
桜はまだかいな
気合を入れて、やって来た。
馬にも乗ったよ
我が婿殿の熱き思い
田舎の一日はたっぷりしてる
今日は一雄さんと二人
「いいねえ」を連発する二人
気分はプチ女流作家
女は度胸よ
気の向くままに二人とも
星、花、今度は鳥
お客様は旅の先輩
大家さんからのプレゼント
サンクチュアリ
仕事振り
夏
軽々と歩けた
雨の降り方も豪快
テラスとプロムナード
思い出す光景
難解な書も、ここなら読める
下手の横好き
雨の夜にベートーベンを聴く
十二分に働いた
一人で満ち足りる
花を撮りに行く
今年の梅雨は長い
涼しさの質が違う
草むらは楽し
準備が出来た
待っていた夏休み。まずは二人で
食生活について
東京まで孫を迎えに
台風十号来る
台風で思い出すこと
今日から十人
雨の日は蕎麦(そば)打ちをする
若い者は松本へ、じじばばは、ゆっくり
蜘蛛(くも)の巣の饗宴
何てこった、またも大雨
客人来る
帰る人、来る人
雨の中、また四人になる
とうとう一人
おまけ
秋
右足首痛し
チビたちがんばる
ストーブを点(つ)ける
二人で
あけびを収穫する
ミニ同窓会を小野原(おのばら)で
秋深まる
久し振りの九蔵(くぞう)峠
ススキのダンス
携帯電話
台所の窓
自然に溶け込む
軽く五時間
千客万来
自分史について考える
どうしよう真っ黒な指先
晩秋の小野原
干し柿を作った
猪豚と御嶽
予想外の雨
椅子を作る
久し振りの温泉
銭湯の思い出
星を写す
雨でも来たいと言う
猪豚食べたよ
目出度い眺め
女将がいなくても
朝から焚き火の面々
投汁(とうじ)蕎麦を食べに行く
冬
トンネルを抜けると別世界
気の向くままに散歩する
またまた初体験
大家さん
今夜はバイオリンを聴く
空の本当の空色
空気が痛い
幕開けは私一人で
一人のときの定番、散歩と読書
朝から酒を飲む
謙虚さと感謝の心
満天荘の四季
慣れ親しんだ中央線
つかの間だけど
「うふふナチュラルライフ」を読んで
木曽駒光る
雪崩と雷
私一人の世界
コロンちゃん、よろしく
久し振り尽くし
更け行く夜に
一人暮らしをしゃっきりと
かんじきで高原を歩く
春が動き始めた
いよいよ大詰め。満天荘日記
〆は春休み
特別な味のコーヒー
[担当からのコメント]
田舎暮らしは色々と大変なことも多いですが、前向きに楽しく好奇心をもって過ごしていけば人生はこんなにも豊かになるのだなと本書を読みながら改めて思います。「いつかは田舎暮らしを」と考えている方に、ぜひお薦めしたい作品です。
[著者プロフィール]
芳賀 久美子(はが・くみこ)
1941(昭和16)年 哈爾浜(はるびん)に生まれる
名古屋市立桜台高等学校卒業後、日興証券(株)に入社
23歳で退社、結婚。三女の母として地域で文庫活動、親子劇場、子供の本研究会などに携わる。40歳より愛知県立一宮聾学校の介護員として定年まで勤務。投稿歴は40余年
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