電子書籍

団塊世代のつぶやき――沖縄生まれ、仕事育ちの人生史

(著) 新里義一

作品詳細

［商品について］
―団塊世代の息吹、ぎゅっと詰め込んでお届けします―
団塊の世代は途中で諦めない。団塊の世代は人一倍努力する。団塊の世代は兄弟家族の絆を大切にする。団塊の世代は食べ物を大切に味わって食べる。そして団塊の世代は、これからも第二の人生を生きる――沖縄で生まれ激動の戦後日本を懸命に生きてきた著者が綴る、団塊世代の生き方。故郷の風俗や文化、戦後の生活、そして人間として生きることへの思いを、子や孫に、同世代の仲間に、そして未来の日本人に届ける一書。

［目次］
はじめに
第一章　わが古郷　狩俣
一、歴史のある集落
二、苦難の歴史
①台風
②津波
③対立
④今次大戦の傷跡
⑤戦後の一波乱
三、狩俣の美しい自然
①イザリ（月夜の晩の漁り）
②オカガニの産卵
③星空
④八重干瀬（別名：幻の大陸）
⑤ヤシガニ
第二章　出生
一、ヤギ小屋で出生
二、幼年期
三、沖縄の闘牛
四、屋号
五、沈没船
六、本島に移住
七、本島での生活
八、父を語る
九、母を語る
十、祖父母を語る
第三章　学生時代
一、小学校時代
①戦争の爪痕
②ゆし豆腐
③紙芝居
④村芝居
⑤各字対抗陸上競技大会
⑥米国人家族
⑦サバ缶と卵焼き
⑧清貧
⑨新聞配達
二、中学校時代
三、高校時代
四、大学時代
五、忘れられない先輩の思い出
第四章　起業
一、大学を卒業して
二、起業
三、仕事の内容
①たくさんのオーナーとのお付き合い
②数えきれない入居者とのお付き合い
(1)仕事に関するエピソード
(2)仕事に関するエピソード
四、仕事から学んだ教訓
①仕事は嫌々ながらやるものではない
②天職を見つけたら幸せな人生を送れる
③仕事はやればやるほど味が出てくる
④苦難は逃げれば追いかけてくるが、勇気を持って立ち向かえば相手は退散する
五、人生の師との出会い
第五章　引退して分かったこと
一、寂しくなった
二、引退した男性は女性より早く死ぬ
三、引退したら体が弱る
①断腸の思いで草野球を断念
②仕事の引退後は、体の衰えが顕著になった
③大リーグへのお願い
④野球のおかげで映画にも出演した話
第六章　宮古の過去・現在・未来
一、過去の苦難
①人頭税
②水
③苦難の歴史を歩んできた宮古の人々の優しさを
④過去の人生を振り返って
二、現在──今が一番よい時代
①もの凄い地価の高騰
②もの凄い建築単価の高騰
③もの凄い賃貸アパートの不足と賃料の上昇
④もの凄い建設作業員や職人の不足
⑤その他
三、未来
第七章　今後の生き方
一、年をとるのも悪くない
二、年をとって驚いたこと
三、人生百年時代を生きる
四、七〇歳からの挑戦
五、僕は九〇歳で死にたい
六、死に方の研究
①死ぬのが恐くない人
②いい死に方とは
③僕の死に方
あとがき
著者略歴

［担当からのコメント］
本書は、団塊の世代やそれに近い世代の方々にとっては、同じ目線で気軽に語り合う雑談風エッセイとしてお楽しみいただけます。また世代が離れた方々にとっては、戦後の日本の成長を支えてきた人々の考え方や思いを知ることができる人生エッセイとしてご活用いただけます。団塊の世代の人生はいろいろあって面白い、あらためてそんな思いを抱かせる作品です。

［著者略歴］
新里 義一（しんざと・よしかず）

１９４８（昭和23）年、宮古島狩俣生まれ。四歳の頃、沖縄本島に移住。その後、仲西小・仲西中学校、首里高校、琉球大学を卒業。１９７１（昭和46）年沖縄県立盲学校勤務、１９７２（昭和47）年浦添市役所勤務。その後、中倉電器勤務。行政書士資格取得。１９８３（昭和58）年社会保険労務士、宅建建物取引主任資格取得。「てだこ住宅」と社会保険労務士事務所を開業。１９９３（平成５）年「有限会社てだこ」に組織変更。２００３（平成15）年公益財団法人日本賃貸住宅管理協会沖縄支部理事、２００７（平成19）年全国不動産コンサルティング協会常務理事。２０１７（平成29）年「有限会社てだこ」代表取締役社長を退き、後任の佐和田健二社長と交代。社名も「株式会社てだこ」へ移行。同社会長に就任し、現在に至る。