囲碁にをかしき旅枕:碁友に出会うヨーロッパの旅

(著) 町井たかゆき

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作品詳細

[商品について]
囲碁には勝敗がある。しかし、勝ち負けにこだわり過ぎず、盤面の上に現れる無限の変化を楽しむことができるのも、囲碁の魅力である。
本書は、いまや世界中に広がった愛好家と囲碁を「楽しんで」打つために、「ヨーロッパ・ゴ・コングレス」に参加した著者の交流の記録である。
毎年バカンスの時期に2週間開かれ、じっくりと以後を楽しむことができる「ヨーロッパ・ゴ・コングレス」は、様々に趣向を凝らした楽しい催しとなっている。人と打って楽しむのが囲碁の魅力であるならば、本書はその魅力を存分に味わうことができる。
囲碁好きも、そうでない人も楽しめる、人との出会いと旅の楽しさが詰まった一冊。

「目次]
七十歳になったら
ヨーロッパ・ゴ・コングレス
ヨーロッパ・ゴ・コングレスの日々
 森の中の碁会 ――スロバキア――
 湖畔の碁会
 みどりのアイルランド 二〇〇一・七月・ダブリン
 クロアチアの淑女 二〇〇二・クロアチア
 森の国・ポーランドにて 2004・7月・ポーランド
 プラハで思ったこと 2005・7月・チェコ
 二〇〇六 夏のローマで 二〇〇六・七月・イタリア
 ライン川のほとりにて 二〇一二・ドイツ・ボン郊外
 ルーマニアの娘リリアナとの会話(あとがきに代えて)
著者プロフィール

[出版社からのコメント]
囲碁の世界でも、将棋やチェスと同じように、人間と人工知能の対決が行われ話題を提供していますが、「盤面に宇宙を映す」といわれる様な囲碁の魅力があまり顧みられないのは、とても勿体ないことであると思います。単純なルールが生み出す無限の世界の中に、宇宙を感じることができるのは人だけです。本書を通じて「勝ち負け」だけではない奥深い世界を楽しんでいただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
町井 たかゆき
1935年、東京・江戸川区に生まれる。
経歴の大要は文中にあるので省略。ただし『鉄工技能士一級』になったときの〝大きな会社〟は(株)荏原製作所である。あとはみな、名はあるが〝名もなき会社〟なので紹介のしようがない。
瀬戸市が〝終のすみか〟のようであるがこれもわからない。

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