大警視 川路利良漢詩集

(著) 松尾善弘

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作品詳細

[商品について]
日本史上最大の変革期となった幕末。明治維新は様々な人物の注力によって見事成し遂げられた。激動の時代のさなか数々の英雄が誕生しそして目まぐるしく姿を消していった。薩摩藩出身の川路利良もまたその中のひとりに数えられる。武士の子として生まれた彼は数々の歴史的事件の舞台に関与し、維新後警察庁のトップ大警視に就任する。今日の日本のあらゆる警察機関における基盤は彼によって生み出され「日本警察の父」とも称される。そんな彼の生涯を記した本人作の漢詩がいくつか残されている。漢詩への道へ入ったきっかけはいまだ不明だが、その技術は非常に卓越したものである。彼の詩には人柄が色濃く表れているのみならず、様々な出来事への見解が記されている希少なものばかりだ。本書は彼の作品を読み解くとともに歴史のロマンを辿ることのできる一冊になっている。

[出版社からのコメント]
本書を手掛ける松尾氏は中国文学に精通し、文学面、歴史面のふたつの軸で川路利良という人物を読み解く一冊になっています。文学好き、歴史好きどちらも必見です。ぜひご覧ください。

[著者プロフィール]
松尾 善弘(まつお・よしひろ)

1940年 台湾・台北市にて出生。
1946年 鹿児島県出水に引き揚げ、小 ・ 中・ 高時代を過ごす。
1959年 東京教育大学分学部漢分学科入学。
1963年 同大学院中国古典学科・修士課程入学。
1967年 同上博士課程入学。
1971年 日中学院講師・法政大学・駒沢大学・早稲田大学の中国語非常勤講師。
1975年 鹿児島大学教育学部助教授。
1981年 同教授。
1997年 山口大学人文学部教授に転任。
2003年 同学部を定年退官。

《著書》
『漢語入門(発音編)』1989.4 白帝社
『漢語入門(文法編)』1993.3 白帝社
『唐詩の解釈と鑑賞&平仄式と対句法』1993.4 近代文芸社
『批孔論の系譜』1994.2 白帝社
『尊孔論と批孔論』2002.12 白帝社
『漢字・漢語・漢文論』2002.12 白帝社
『唐詩読解法』2002.12 白帝社
『唐詩鑑賞法』2009.12 南日本新聞開発センター
『日中漢字・漢語・漢詩・漢文論』2012.2 斯文堂
『大久保利通(甲東)漢詩集』監修 2012.12 斯文堂
『川路利良漢詩集』監修 2016.11 斯文堂

《電子著書(22世紀アート)》
『日中 漢字・漢語・漢詩・漢文 論』2015.12
『尊孔論と批孔論』2016.3
『唐詩読解法』2016.9
『漢語入門: 中国語初級テキスト 発音編・文法編(テキスト用音源ダウンロードコード付き)』2017.10

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