小説 必勝の逆技: 丸尾十郎伝
(著) 清水直史郎
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「どんな強い相手でも、勝負の動きの中で隙ができるものだ。今、目の前にいるこの大男にしても、必ず隙ができる。その瞬間を突けば必ず勝てる、絶対に勝つんだ」(本文より)
物語の主人公・丸尾十郎は商業学校で勉強するかたわら、柔道場に通うようになった。たまに稽古に行き、汗を流す。最初は、少しばかり興味があるからやってみた、といったところであった。そんな軽い気持ちで始めた柔道が、その後の自分の進路を決めることになるとは、彼は想像もしていなかった――日教組文学賞受賞者がおくる、圧巻の柔道小説‼
【著者プロフィール】
清水 直史郎(しみず・なおしろう)
1931年9月 群馬県高崎市に生れる
1957年3月 群馬大学教育学部社会科(英語科副専攻)卒
1989年3月 小中学校勤務の後、退職
作品
1988年8月 小説「鵄の徽章」
1991年6月 詩「峡谷の晩い夏」(日教組文学賞)
1991年7月 小説「少国民教場」
1992年6月 小説「陽炎は野に炎えて」(日教組文学賞)
1994年10月 小説集「すっぱい春」
1996年6月 詩集「季節の顔 若葉の薫り 虚飾の都市」
2000年10月 小説集「はいぼう」
参考・引用書
「日本の歴史13 明治」研秀出版株式会社
「図説 高崎の歴史」あかぎ出版
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