屋敷林の500年=500 years of UCHIYAMA's Grove : 豪農の館内山邸

(著) 内山協一

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作品詳細

[商品について]
古い屋敷は単に建築物として貴重というだけでなく、歴史の中で当時の人々がどの様な生活を営み、自然と共存してきたかということを知る生きた史料である。
本書は、3歳から「内山邸」で生活をしてきた著者が、現在は国登録有形文化財となっている「内山邸」の500年を、地域の歴史・文化をひもときながら紹介する作品である。
教科書からは学ぶことのできない歴史書としても、格好の内容となっている。

「目次]
豪農の館 内山邸
神通川と呉羽山丘陵
一. 一向一揆を経て新田開発から豪農といわれる大規模農家の基礎を築くまで
1500年ころの神通川河口付近
1525年ころ新田開発をはじめる
1633年 牛ヶ首用水が完成
ほか
二. 江戸時代中期内山逸峰 日本を歩く
1745年ころの内山家
1746年の生活
内山逸峰が歩いた旅
ほか
三. 年彦 が建て松世が仕上げた内山邸 「 柳原草堂」と季友が育てた樹木と庭
年彦の新築計画
自然環境に配慮したデザイン
雁行デザイン
ほか
四. 内山量子が体験した百年まえ生活
量子の生活、歌神社のお祭り
正月・十四日年越しと小豆焼き
農地解放・富山県民会館内山分館
あとがき

[出版社からのコメント]
地域の歴史には、その土地に代々住んできた人々の生きた記憶が詰まっています。洪水や土砂崩れなどの災害に対して、人々がどの様な教訓を得てそれを子孫に伝えようとしたのかを知ることは、ある意味では学校の教科書の歴史よりも重要なことと言えます。
本書は、「内山邸」を一つの機軸として、地域の歴史を知る上で参考になる作品です。こうした屋敷は各地にあり、本書をきっかけとして、地域の歴史に多くの方が興味を持っていただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
内山 協一(うちやま・きょういち)
1942 年生まれ。1945 年から1970 年まで「内山邸」で生活
1964 年 金沢美術工芸大学 工業デザイン科卒業
三協アルミニウム工業株式に入社、退社まで技術開発部門で勤務。
1999 年 有限会社内山協一デザインスタジオを設立
現在 東京都調布市在住
主な執筆
「合唱曲 神通よ怒れ」作曲、作詞:岩倉政治 1968
「内山邸実測図」 1979
「内山逸峰、内山外川から学ぶ」 富山市民叢書 1987
「21世紀 : 日本の建築」共著  日刊建設通信新聞社 2004
「ハイパーサーフェイスのデザインと技術」共著 彰国社 2005
「宝暦・明和の神仏を訪ねる」 TKS季刊誌 2009
「カーポートと雪と風」 日本エクステリア工業会 2015
「屋敷林の500年」 北日本新聞社 2018
全国新聞社出版協議会自費出版部門「最優秀賞」を受賞 2019

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