山ハ空ヘモレアガル: 画家 木田金次郎の軌跡

(著) 斉藤武一

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作品詳細

故郷・岩内の自然を終世描き続けた孤高の画家・木田金次郎。その知られざる生涯と画業を追ったドキュメント。
厳しい漁師生活のなかでも絵への情熱を失わず、師である有島武郎の死によって画業への専念を決意。しかし、生活は困窮を極め、さらに岩内大火によって作品の大半を失ってしまう。
「生れ出づる悩み」のモデルとなった彼は、いかに試練を乗り越え、独自の画境を切り開いていったのか――。同郷の作者が、丹念な調査をもとに画家の素顔を描き出した渾身作。

【著者プロフィール】
斉藤 武一(さいとう・たけいち)
一九五三年北海道岩内町生まれ。
岩内高校卒、東海大学工学部電気科中退。
元保育士、現在学習塾経営。
市民団体「岩内原発問題研究会」代表。
著書に『青い太陽―画家木田金次郎・心の山はモレアガル』(一九九八年、自費出版)
『海の声を聞く―原子力発電所温排水の観測25年』(二〇〇三年、七つ森書館)がある。

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