山芋 : 生きるとは燃えることと見つけたり【電子書籍版】
(著) 岩崎利弘
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―生きるとは燃えることと見つけたり―
理想を追い、矛盾に耐えて、絶えず世の中を正しく生きようという「志」のもと、一生かけて人格を形成する道をまっしぐらに走り続けてきた人生。そこには、仙台陸軍飛行学校時代に厳しく教育を受けた故・井上信一氏から、キヤノンの創業者として筋金入りの理想主義を軸に、実力主義、新家族主義、健康第一主義の理念を貫いた故・御手洗毅氏まで、薫陶を受けた数多くの人々の姿がある。本書は、自ら信じ生きてきた道の中で胸中にあたため続けた感懐を、深く感銘を受け、心を捉えて忘れ得ぬ話をまじえて書き綴った作品である。
[目次]
まえがき
第一章 過ぎし日を振り返って
私の歩んだ七十年
宮崎ダイシンキヤノン株式会社二十周年記念誌発刊の祝辞
塚田修身氏(元宮崎ダイシンキヤノン代表取締役社長)へのお礼のご挨拶
那須裕氏(元キヤノン電子相談役)へのお礼のご挨拶
退任挨拶
第二章 忘れがたい人々、そして体験
故井上信一氏のこと
故キヤノン福島工場長 法木良保氏の著書のこと
元キヤノングローバルシステム推進委員長・生産本部長 酒巻久常務取締役(現キヤノン電子代表取締役社長)のこと
「BBCインタビュー」のメモ
私にとっての敗戦
「補佐役」を心がけた自己
人間的魅力について
生きるとは燃えることと見つけたり
抑制という美徳について
「それは恕」と説く
人間力をどう高めるか
品性―どうしても身につけたいもの
〝優しさ乞食〟
孫・正龍のいとしさ
花は紅、柳は緑、人は情け
奥ゆかしさにこだわる
侍と馬
オヤジ
運を引っ張る
森林限界(高山で背の高い木が育たなくなる限界線)
「ただ」
厳しさとチャンス
善良
身を正す
人を生かすことが天命
実感
血?
ノート
生きる
女将たちの眼
ゴルフの醍醐味
柿と梅子と
恥と栄光の文化
琵琶湖の自浄作用
水槽のカマス
改革の核はミドル
山本周五郎の『ちゃん』という名作
浮気の原則
故御手洗毅会長のこと
いまこそ変身を!!
老人の特技
「まずはにっこり」
御手洗冨士夫社長へのお礼とお詫び状
カケスのひよこ
若い頃からずっと真剣に思うこと
一生涯かけて考え続けたこと
最上のわざ
囲碁の楽しみ
補佐役の魅力
父より子や孫への贈り物
考えることの大切さ
第三章 「天声人語」愛読の記
再録―心に残って忘れ得ぬ文章
第四章 人物ルポ「かあさん、ごめんね」の愛妻物語
生きてきた道筋を率直に語ろう ~経営者として、夫婦としての半世紀~
[一]孫にどうしても読んでほしいなあ
[二]「マル秘恋物語」? どうしてこんな話になったんやろ
[三]「かあさん、ごめんね」の中身? 話しましょうかね
あとがき
[出版社からのコメント]
有名無名を問わず、世の中には現実と向き合い、人生と向き合い、己を磨きながら責務を果たす人々がたくさんいます。そうした人もおのれ一人でそうなったのではなく、多くの人から恩を受け学びながら生きてきたのだろうと思います。世の中に存在する、そうした学ぶべき沢山の人々に出会うことが難しい今、ぜひ本書を良き出会いとしていただければ嬉しく思います。
【著者紹介】
岩崎 利弘(いわさき・としひろ)
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