
広瀬川を望む丘にて
(著) 藤田宙靖(著)藤田紀子
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―人間も法律も、自由という価値を生きている―
行政法の第一人者として日本の法学界を牽引してきた法学者・藤田宙靖と、弁護士として仙台の地で市民と共に歩んできた妻・紀子。結婚して30年、それぞれの分野で業績を残してきた個性の異なるふたりの法律家が、いま人生の一つの区切りとして、これまで様々な機会に発表してきた文章の中から、今では入手しにくくなったものを中心として作品集としてまとめ、来し方を振り返る。主戦場となる法学はもちろん、文化・芸術から社会問題まで、豊穣な知の土壌から生まれるインプロヴィゼーションは、ときに温かく、ときにユーモアを滲ませながら、夫婦の人生と家族の時間を彩っていく。サンタクロースの正体から法律問題まで、多彩なテーマで綴られたリーガル・エッセイ。
[目次]
はしがき
第1編 折々に思うこと
Ⅰ 名前のことなど
Ⅱ ショート・ショート
Ⅲ 芸術・文化
Ⅳ 追悼三篇
Ⅴ ドイツ
Ⅵ 評論数篇──行政法の分野から──
Ⅶ 法学・法学部・法学者
第2編 法律事務所の窓から
Ⅰ 弁護士日記
Ⅱ 日々の生活で思うこと
Ⅲ 離婚ファイル
Ⅳ 女性法律家の視点
Ⅴ 講演・論説より
Ⅵ ヨーロッパ見聞
Ⅶ アットホーム
Ⅷ 私のホビーいろいろ
Ⅸ コミュニティーのなかで
かいせつ 樋口陽一
著者略歴
[出版社からのコメント]
法律という抽象的な存在が触れる人によって温かくも冷たくもなるのであるとすれば、法律家ほど温かい手が必要な職業はないかも知れません。本書の中には、その温かい手を二つの異なる形でみることができます。法律に興味のある方もそうでない方も、本書の温もりをぜひ味わっていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
藤田 宙靖(ふじた・ときやす)
昭和15年(1940年)4月6日東京都大田区生れ。
東京教育大学付属高校を経て、昭和38年(1963年)3月東京大学法学部卒業。
東京大学法学部助手、東北大学法学部助教授・同教授を経て、平成12年(2000年)4月より、東北大学大学院法学研究科教授。
法学博士(東京大学)
著書に、『公権力の行使と私的権利主張』(1978年・有斐閣)、『行政法学の思考形式』(1978年・木鐸社)、『西ドイツの土地法と日本の土地法』(1988年・創文社)、『行政組織法』(1994年・良書普及会)、『第三版行政法Ⅰ(総論)』(再訂版)(2000年・青林書院)、『行政法入門』(第2版)(2000年・有斐閣)等々がある。
藤田 紀子(ふじた・のりこ)
昭和21年(1946年)2月23日宮城県古川市生れ。
宮城県立第一女子高校を経て、昭和43年(1968年)3月東北大学法学部卒業。
司法修習生を経て、昭和46年4月弁護士登録。
仙台弁護士会に所属。
藤田綜合法律事務所所長。
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