庚申塔は歴史を語る:さいたま市緑区の石造神仏と江戸庶民信仰の姿を訪ねて

(著) 石戸誠

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[商品について]
―石造物から江戸庶民の姿が見えてくる―
さいたま市緑区には、中世期を代表する板石塔婆をはじめ江戸時代に盛んになった庚申塔や馬頭観音塔、念仏供養塔、月待塔、巡拝塔など多彩な石造物があり、その数は市指定文化財の登録数の実に3割にもなる。本書は、この地に多く遺されている石造物について、主に講により造られた石造物を対象として、それらが今日に伝える情報を記録し、石に刻まれた幽邃の史実を時間軸や分布、類似性等の観点から整理することによって、庶民信仰の時系列的な変遷、信仰に関わる諸事象を横断的、定量的に把握しようと試みた調査記録である。200年も庶民信仰を支えたものは何だったのか、庶民信仰はいかなる本尊を崇め、石造物はどの様な要因で変化してきたのか、江戸時代の庶民信仰の進展と衰退を明らかにしながら新たな史観に迫る一書として示唆に富む内容となっている。 

[目次]
はしがき
1 庶民信仰と「講」
(1) 「講」とは
(2) 緑区の「講」
2 塔型と造立年代
(1) 緑区に見る塔型
(2) 塔型の変遷
3 石造物に見る信仰の盛衰
(1) 庶民信仰のはしり
(2) 庶民信仰の衰退
(3) 造塔の簡素化
4 緑区の地勢と石造物
(1) 地勢
(2) 赤山道沿いの石造物
(3) 日光御成道沿いの石造物
5 主尊と像容
(1) 庚申塔
(2) 馬頭観音
(3) 日待・月待塔
(4) 経典供養塔
(5) 巡拝供養塔
(6) 花見堂供養塔
6 調査結果
(1) 表示上の留意点
7 主要石造物の銘文と写真
むすびにかえて
(主要参考文献)
著者履歴

[出版社からのコメント]
歴史は学問の中だけでなく、私たちの生活のいたるところに見ることができます。本書が扱う石造物も、そうした身近な歴史の一つといえるでしょう。本書を通じて、歴史に目を向けその声に耳を傾ける楽しみを、ぜひ多くの方に味わっていただければ嬉しく思います。

【著者履歴】
石戸誠(いしど・まこと)

1942年 栃木県生まれ 法政大学卒。
経済企画庁主査、農林水産省農政局部長、農林水産大臣秘書官。
著書:『景気の見方読み方』『産業連関分析』『深化する兼業』(分担執筆)
CINII収録論文:「農業・食料関連産業の経済計算」ほか多数。

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