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影の指導者
(著) 石坂美也男
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作品詳細
盛岡藩家老で近習頭を兼帯する奥瀬内蔵は役高千五百石で、中島流鉄砲術の師範でもあった。
内蔵の息子の奥瀬定武は甲州流軍学指南役で、書は謙信流であり、剣は無双流の達人でもあった為、父とは別に藩より三百石を貰い剣術指南役を務めていた。
若い奥瀬定武は門弟の稽古を見るだけではなく、木刀を持って直接稽古をつける事が多いため門弟からの評判が良く、道場は何時も熱気にあふれていた。(本文に続く)
【著者プロフィール】
石坂 美也男(いしざか・みやお)
昭和19年生まれ
岩手大学工学部卒
青森県十和田市在住